加味逍遙散
薬漢方薬辞典
加味逍遙散
気(ストレス)のめぐりと血(ホルモン・循環)のめぐり、そしてのぼせを同時に整える処方として知られる、婦人科領域の代表的な漢方薬です。
この処方について
由来と東洋医学的な位置づけ
加味逍遙散は、中国の古典医学書に収載された「逍遙散(しょうようさん)」という処方に、牡丹皮(ぼたんぴ)・山梔子(さんしし)の2種類の生薬を加えたものです。「加味」とは、もとの処方に生薬を加えるという意味で、その名の通り逍遙散をベースに構成されています。 東洋医学では、心身の不調を「気・血・水」の乱れとして捉えます。加味逍遙散は、このうち「気」(ストレスによるめぐりの滞り)と「血」(ホルモンバランスや血のめぐり)、そして加えられた2生薬による「のぼせ・熱」を同時にターゲットとする処方として知られています。
効能・効果
どんな症状に用いられるか
一般用医薬品 添付文書情報より
体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときに便秘の傾向のあるものの次の諸症:冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症
構成生薬
加味逍遙散を構成する生薬
向いている体質
こんな体質・お悩みの方に
のぼせ・イライラタイプ
気逆・気滞
ストレス性の不調
体力中等度以下
ストレスによって「気」のめぐりが滞りやすく、のぼせ・イライラ・肩こりが出やすい方に用いられることが多い処方です。体力があまりない方向けとされています。
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服用にあたって
上記の効能・効果や構成生薬は、公的な医薬品情報に基づく一般的な内容です。実際の服用にあたっては、体質や他の服用薬との組み合わせによって適否が異なるため、自己判断での購入・服用ではなく、薬剤師・登録販売者・医師にご相談ください。
あなたの体質に合わせて調整することもできます
一心堂薬局では、加味逍遙散のような既製の処方をそのままお渡しするだけでなく、問診を踏まえて生薬の配合バランスを調整するオーダーメイド漢方もご提案しています。「なんとなく合わない気がする」という方も、お気軽にご相談ください。
参考文献・出典
この記事の情報源
荻秀康(薬剤師) / 漢方専門 一心堂薬局
漢方薬局にて7年勤務。体質相談・オーダーメイド漢方のご提案を行っています。
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の効能を保証するものではありません。体質や症状には個人差があり、服用にあたっては薬剤師・登録販売者・医師にご相談ください。
