子宮内膜症とは
未来のために
子宮内膜症とは
生理痛や不妊の原因にもなる「子宮内膜症」について、原因やセルフチェック、漢方でのアプローチをまとめました。
この記事のポイント
- 01子宮内膜症とは?できやすい場所と特徴を解説
- 02体質タイプ別にみる、漢方でのアプローチ
- 03日常生活で気をつけたいポイント
セルフチェック
当てはまるものにチェックを入れてみてください。
子宮内膜症とは
子宮内膜症とは、本来子宮の内側にあるはずの子宮内膜(またはそれに似た組織)が、卵巣や骨盤腹膜など子宮以外の場所にできてしまう病気です。この組織も生理周期に合わせて増殖・出血を繰り返すため、周囲で炎症や癒着を引き起こし、強い生理痛や慢性的な骨盤の痛みの原因となります。
発生する場所としては骨盤腹膜や卵巣が特に多く、卵巣にできた場合は「チョコレート嚢胞」と呼ばれる血液のたまった嚢胞を形成することがあります。膀胱や腸など、他の臓器に及ぶケースもあります。
年々生理痛が強くなっている場合や、生理以外の時期にも痛みがある場合は、この病気が背景にある可能性があります。放置すると進行することもあり、不妊の原因になることもあるため、早めの受診が大切です。
主な原因
一般的な治療
婦人科では、症状や重症度、年齢、妊娠の希望などを踏まえて治療方針を決めます。痛みに対してはまず鎮痛剤を使用し、効果が乏しい場合は低用量ピルや黄体ホルモン剤、GnRH製剤などのホルモン治療が行われます。卵巣にチョコレート嚢胞があり症状が強い場合は手術も検討されます。不妊でお困りの場合は、内膜症の進行と並行して不妊治療を進めることもあります。
漢方での考え方
漢方では、子宮内膜症を「瘀血(おけつ)」、つまり血の巡りが滞った状態と関連づけて捉えることが多くあります。体質や症状に応じて血の巡りを促し、痛みの緩和や体質改善をサポートします。婦人科での治療と並行して取り入れる方も多くいらっしゃいます。
よく使われる処方
体質のタイプによって、次のような処方が選ばれることがあります。
実際の漢方治療例
20代 女性
強い生理痛と不正出血を伴う子宮内膜症
ご相談時の状態
漢方的な見立て
ご提案した漢方薬
その後の経過
30代 女性
チョコレート嚢胞と不妊を伴うケース
ご相談時の状態
漢方的な見立て
ご提案した漢方薬
その後の経過
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よくある質問
Q子宮内膜症は完治しますか?
A閉経とともに症状が落ち着くことが多いですが、治療を中断すると再発することもあります。長期的な視点での付き合い方が大切です。
Q子宮内膜症があると必ず不妊になりますか?
A必ずしもそうではありませんが、進行すると妊娠しにくくなることがあります。妊娠を希望される場合は、早めに婦人科へ相談することをおすすめします。
Q生理痛がひどいだけでも受診したほうがいいですか?
Aはい。「生理痛は我慢するもの」と思わず、鎮痛剤が効きにくい、年々悪化しているといった場合は、子宮内膜症が隠れている可能性もあるため受診をおすすめします。
Qピルを飲み続けても大丈夫ですか?
A症状の管理のために長期間使用されることも多くあります。体質や持病によって適否が異なるため、婦人科医の指導のもとで継続してください。
Q手術をすれば完全に治りますか?
A手術で病変を取り除いても、再発する可能性はゼロではありません。術後もホルモン治療などで再発予防を行うのが一般的です。
Q漢方薬だけで治療できますか?
A漢方薬は痛みの緩和や体質改善を目的とした位置づけで、婦人科での検査・治療に置き換わるものではありません。並行して取り入れることをおすすめします。





