釣藤散とは

釣藤散
ちょうとうさん
慢性的に続く頭痛や、めまい・肩こりに用いられる代表的な処方です。特に朝方に起こる頭痛や頭の重さによいとされ、中年以降の方や高血圧の傾向がある方によく使われています。
基本情報
釣藤散は、釣藤鈎(ちょうとうこう)を主薬に、菊花(きくか)・石膏(せっこう)・半夏など11種類の生薬から構成される処方です。12世紀の中国医学書『普済本事方(ふさいほんじほう)』を出典とします。 東洋医学では、ストレスなどによって「肝」の働きが高ぶった状態(肝陽上亢)が、頭痛やイライラ、めまいを引き起こすと考えます。釣藤散は、この高ぶりを鎮めながら、体内の余分な水分(痰飲)を取り除くことを目的とした処方です。特に、起床時に頭痛が強くなる、イライラすると血圧が上がりやすいといった方の目印とされています。
効能・効果
慢性頭痛、神経症、高血圧の傾向のあるもの
構成生薬(11種類)釣藤散は、以下の11種類の生薬から構成されています。
こんな方におすすめ
朝起きると頭が重い・痛い
頭痛が長く続いている
めまいやふらつきがある
肩こりがつらい
血圧が高めと言われている
体力が中くらいの方に向いている処方です。朝起きたときや目覚めたときに頭が重い、ズーンとした頭痛がある方、頭痛が慢性的に続いている方、めまいやふらつき、肩こりを伴う方、イライラしやすく目が充血しやすい方などに用いられます。中年以降の方や、血圧が高めの傾向がある方によく使われています。
漢方的な考え方
漢方では、加齢やストレスなどによって、頭のほうに「熱」や「気(き)」がのぼり、さらに体の中の余分な水分(痰)が加わると、慢性的な頭痛やめまい、肩こりが起こりやすくなると考えます。
釣藤散は、釣藤鈎と菊花が頭にのぼった熱や気を鎮めて、頭痛やめまいをやわらげ、石膏と防風が熱を冷まして発散させます。半夏・陳皮・茯苓が余分な水分を取り除き、人参・麦門冬・甘草・生姜が胃腸の働きを支えて体をうるおします。のぼった熱と気を鎮めながら水の巡りを整えて、慢性的な頭痛を改善するのが、この処方の特徴です。
飲み方
一般的には、1日2〜3回、食前または食間(食後2時間ほど経った空腹時)に、水またはぬるま湯で服用します。
1回の量や回数は製品によって異なりますので、お使いの製品の説明書に従ってください。
よくある質問
Q釣藤散はどんな頭痛に向いていますか?
Qすぐに病院に行ったほうがいい頭痛はありますか?
Q血圧を下げる薬の代わりになりますか?
Qどのくらい飲み続ければ良いですか?
Q服用に注意が必要なのはどんな人ですか?
Q釣藤散はツムラの何番ですか?
参考文献
服用にあたって
上記の効能・効果や構成生薬は、公的な医薬品情報に基づく一般的な内容です。実際の服用にあたっては、体質や他の服用薬との組み合わせによって適否が異なるため、自己判断での購入・服用ではなく、薬剤師・登録販売者・医師にご相談ください。
あなたの体質に合わせて調整することもできます
一心堂薬局では、釣藤散のような既製の処方をそのままお渡しするだけでなく、問診を踏まえて生薬の配合バランスを調整するオーダーメイド漢方もご提案しています。「なんとなく合わない気がする」という方も、お気軽にご相談ください。














