温経湯
薬漢方薬辞典
温経湯
体力があまりなく、手足のほてりや唇の乾燥がある方に用いられる、体を温めながら血のめぐりを整える処方です。月経周期の早まり・遅れ、どちらにも用いられます。
この処方について
由来と東洋医学的な位置づけ
温経湯は、その名の通り「経(けい、月経・子宮のこと)を温める」ことを目的とした処方です。当帰・川芎・芍薬という血を補う生薬に加え、麦門冬・半夏・人参など11種類の生薬から構成される、比較的多くの生薬を含む処方です。 東洋医学では、心身の不調を「気・血・水」の乱れとして捉えます。温経湯は、このうち「血」の不足(血虚)と冷え・乾燥傾向を同時にターゲットとする処方で、月経周期が早まる方にも遅れる方にも用いられる、やや珍しい特徴を持っています。
効能・効果
どんな症状に用いられるか
一般用医薬品 添付文書情報より
体力中等度以下で、手足がほてり、唇がかわくものの次の諸症:月経不順、月経困難、こしけ(おりもの)、更年期障害、不眠、神経症、湿疹・皮膚炎、足腰の冷え、しもやけ、手あれ
構成生薬
温経湯を構成する生薬
向いている体質
こんな体質・お悩みの方に
血虚タイプ
冷え・乾燥傾向
周期が定まりにくい
体力中等度以下
体力があまりなく、手足のほてりや唇の乾燥がある方に用いられることが多い処方です。月経周期が早まる方にも遅れる方にも用いられる、幅広い適応が特徴です。
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服用にあたって
上記の効能・効果や構成生薬は、公的な医薬品情報に基づく一般的な内容です。実際の服用にあたっては、体質や他の服用薬との組み合わせによって適否が異なるため、自己判断での購入・服用ではなく、薬剤師・登録販売者・医師にご相談ください。
あなたの体質に合わせて調整することもできます
一心堂薬局では、温経湯のような既製の処方をそのままお渡しするだけでなく、問診を踏まえて生薬の配合バランスを調整するオーダーメイド漢方もご提案しています。「なんとなく合わない気がする」という方も、お気軽にご相談ください。
参考文献・出典
この記事の情報源
荻秀康(薬剤師) / 漢方専門 一心堂薬局
漢方薬局にて7年勤務。体質相談・オーダーメイド漢方のご提案を行っています。
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の効能を保証するものではありません。体質や症状には個人差があり、服用にあたっては薬剤師・登録販売者・医師にご相談ください。
