牛車腎気丸とは

牛車腎気丸
ごしゃじんきがん
疲れやすく足腰が冷える方の、足腰の痛みやしびれ、夜間の頻尿、むくみなどに用いられる代表的な処方です。体力が中くらいより少ない方に向いています。
基本情報
牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)は、中国・南宋の時代にまとめられた医書『済生方(さいせいほう)』に収載されている処方で、地黄・山茱萸・山薬・牛膝・車前子・附子など10種類の生薬から構成されています。
「腎気丸(八味地黄丸)」という処方に、牛膝(ごしつ)と車前子(しゃぜんし)の2つの生薬を加えたもので、それぞれの頭文字の「牛」と「車」を付けて、この名がつけられました。
体力が中くらいより少なく、疲れやすくて、手足、特に腰から下が冷えやすい方に用いられます。尿の量が減ってむくみがある、夜中に何度もトイレに起きるといった排尿のお悩みのほか、腰痛や足の痛み、しびれ、高齢の方のかすみ目やかゆみなどに使われている処方です。年齢とともに現れやすい下半身の不調に、よく用いられています。
効能・効果
下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、かゆみ、排尿困難、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)
構成生薬(10種類)牛車腎気丸は、以下の10種類の生薬から構成されています。
こんな方におすすめ
足腰が冷えやすい
腰痛や足の痛みがある
手足がしびれる
夜中に何度もトイレに起きる
尿が出にくい・むくみやすい
疲れやすく年齢による衰えを感じる
体力が中くらいより少なく、疲れやすい方に向いている処方です。腰から下が冷えやすい方、夜間にトイレが近くなる方、足腰の痛みやしびれ、むくみがある方などに用いられます。高齢の方に使われることの多い処方ですが、年齢に関わらず体質が合えば用いられます。反対に、暑がりでのぼせやすい方や、体力が充実している方には向かない場合があります。
漢方的な考え方
漢方では、成長や老化、水分の代謝に深く関わる働きを「腎(じん)」と呼びます。年齢とともに腎の働きが衰え、体を温める力が弱まると、足腰の冷えや痛み、しびれ、頻尿、むくみなど、下半身を中心とした不調が現れやすくなると考えられています。
牛車腎気丸は、地黄・山茱萸・山薬が衰えた腎の働きを補い、附子と桂皮が体を内側から温めます。沢瀉・茯苓・車前子が余分な水分を整え、牛膝が足腰の巡りを助け、牡丹皮が血の巡りを促します。腎を補いながら温めて水の巡りを整え、下半身の不調に働きかけるのが、この処方の特徴です。
飲み方
一般的には、1日2〜3回、食前または食間(食後2時間ほど経った空腹時)に、水またはぬるま湯で服用します。
1回の量や回数は製品によって異なりますので、お使いの製品の説明書に従ってください。丸剤・錠剤・顆粒など、製品によって形が異なります。
よくある質問
Q牛車腎気丸はどんな方に向いていますか?
Q八味地黄丸とはどう違いますか?
Q女性でも飲めますか?
Qどのくらい飲み続ければ良いですか?
Q服用に注意が必要なのはどんな人ですか?
Q牛車腎気丸はツムラの何番ですか?
参考文献
服用にあたって
上記の効能・効果や構成生薬は、公的な医薬品情報に基づく一般的な内容です。実際の服用にあたっては、体質や他の服用薬との組み合わせによって適否が異なるため、自己判断での購入・服用ではなく、薬剤師・登録販売者・医師にご相談ください。
あなたの体質に合わせて調整することもできます
一心堂薬局では、牛車腎気丸のような既製の処方をそのままお渡しするだけでなく、問診を踏まえて生薬の配合バランスを調整するオーダーメイド漢方もご提案しています。「なんとなく合わない気がする」という方も、お気軽にご相談ください。












