柴苓湯
薬漢方薬辞典
柴苓湯
「小柴胡湯」と「五苓散」を組み合わせた処方で、むくみやめまいに用いられるほか、不育症(習慣流産)の研究において体質サポートの選択肢の一つとして報告されています。
この処方について
由来と東洋医学的な位置づけ
柴苓湯は、「小柴胡湯(しょうさいことう)」と「五苓散(ごれいさん)」という2つの処方を組み合わせた、12種類の生薬から成る処方です。もともとは、むくみ・吐き気・下痢など、体内の水分バランスの乱れに用いられてきました。 近年では、母体の免疫バランスが関わるとされる不育症(習慣流産)の研究において、当帰芍薬散とあわせて用いられることがあると報告されています。ただし、これは研究・臨床報告に基づく知見であり、すべての不育症に有効というわけではありません。
効能・効果
どんな症状に用いられるか
一般用医薬品 添付文書情報より
水瀉性の下痢、急性胃腸炎、暑気あたり、むくみのあるものの次の諸症:吐き気、嘔吐、頭痛、急性胃腸炎、暑気あたり、むくみ
構成生薬
柴苓湯を構成する生薬
向いている体質
こんな体質・お悩みの方に
むくみ・水分代謝
不育症の研究報告あり
免疫バランス
むくみや吐き気、下痢が気になる方に用いられる処方です。不育症(習慣流産)の分野では、免疫学的な要因が関わるケースで、専門医の管理のもと用いられることがあると報告されています。
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服用にあたって
上記の効能・効果や構成生薬は、公的な医薬品情報に基づく一般的な内容です。実際の服用にあたっては、体質や他の服用薬との組み合わせによって適否が異なるため、自己判断での購入・服用ではなく、薬剤師・登録販売者・医師にご相談ください。
あなたの体質に合わせて調整することもできます
一心堂薬局では、柴苓湯のような既製の処方をそのままお渡しするだけでなく、問診を踏まえて生薬の配合バランスを調整するオーダーメイド漢方もご提案しています。「なんとなく合わない気がする」という方も、お気軽にご相談ください。
参考文献・出典
この記事の情報源
荻秀康(薬剤師) / 漢方専門 一心堂薬局
漢方薬局にて7年勤務。体質相談・オーダーメイド漢方のご提案を行っています。
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の効能を保証するものではありません。体質や症状には個人差があり、服用にあたっては薬剤師・登録販売者・医師にご相談ください。
