坐骨神経痛とは
未来のために
坐骨神経痛とは
腰からお尻、太もも、足先にかけて痛みやしびれが広がる「坐骨神経痛」について、原因やセルフチェック、漢方でのアプローチをまとめました。
この記事のポイント
- 01坐骨神経痛とは?原因となる病気を解説
- 02体質タイプ別にみる、漢方でのアプローチ
- 03日常生活で気をつけたいポイント
セルフチェック
当てはまるものにチェックを入れてみてください。
坐骨神経痛とは
坐骨神経痛とは、体の中で最も太く長い神経である坐骨神経の経路に沿って、腰からお尻、太もも、ふくらはぎ、足先にかけて広がる痛みやしびれの総称です。それ自体は病名ではなく、何らかの病気によって坐骨神経が刺激・圧迫されることで生じる「症状」を指します。
原因として多いのは、腰椎椎間板ヘルニア(椎間板の一部が飛び出して神経を圧迫する)や、腰部脊柱管狭窄症(背骨の神経の通り道が狭くなる)で、20〜40代の働き盛りの世代には椎間板ヘルニアが、高齢の方には脊柱管狭窄症が多くみられる傾向があります。そのほか、お尻の筋肉(梨状筋)が神経を圧迫する梨状筋症候群や、腰椎分離すべり症なども原因となります。
多くは安静や保存的な治療で軽快しますが、日本整形外科学会は、安静にしていても痛みが軽くならない、しだいに悪化する、発熱している、足に力が入らない・しびれが強いといった場合には、医療機関の受診が重要だとしています。
主な原因
一般的な治療
整形外科では、問診・身体所見(神経学的診察)に、レントゲンやMRIなどの画像検査を組み合わせて、原因となっている病気を見極めます。治療は、消炎鎮痛薬などの薬物療法、神経根ブロック注射、理学療法士によるリハビリテーションを組み合わせ、痛みの軽減から再発予防までを段階的に進めるのが一般的です。症状が重い場合やしびれ・筋力低下が強い場合は、手術が検討されることもあります。
漢方での考え方
漢方では、坐骨神経痛のような下肢の痛みやしびれを、血の巡りの滞り(瘀血)や、体を温める力の低下(腎虚)、水分代謝の乱れと関連づけて捉えることがあります。体力や冷えの有無、しびれの強さなど体質に応じた処方を用いることで、整形外科での治療と並行した体質面からのサポートを行います。
よく使われる処方
体質のタイプによって、次のような処方が選ばれることがあります。
実際の漢方治療例
===区切り、下記フォーマットで入力50代 男性
腰椎椎間板ヘルニアによる下肢の痛みとしびれ
ご相談時の状態
漢方的な見立て
ご提案した漢方薬
その後の経過
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よくある質問
Q坐骨神経痛は病名ですか?
Aいいえ。坐骨神経痛は病名ではなく、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、何らかの病気によって起こる「症状」の総称です。
Qどんな時に受診すべきですか?
A安静にしていても痛みが軽くならない、しだいに悪化する、発熱している、足がしびれて力が入りにくいといった場合は、早めに整形外科を受診することがすすめられています。
Q安静にしていれば治りますか?
A軽症であれば安静や保存的治療で改善することが多いですが、原因や重症度によって対応は異なります。自己判断で長期間の安静を続けるより、早めに診断を受けることが大切です。
Qマッサージやストレッチで良くなりますか?
A原因によっては症状の緩和に役立つこともありますが、椎間板ヘルニアなど病態によっては悪化させる動きもあるため、自己判断でのケアは注意が必要です。まずは整形外科で原因を確認しましょう。
Q手術が必要になるのはどんな場合ですか?
Aしびれや筋力低下が強い場合、排尿・排便に異常がある場合、保存的治療で改善しない場合などに、手術が検討されます。
Q漢方薬だけで治療できますか?
A神経の圧迫が原因の場合、漢方薬だけでは解決しないことがあります。整形外科での診断・治療を基本とし、体質面のサポートとして並行して取り入れることをおすすめします。





