耳鳴りとは
未来のために
耳鳴りとは
周りで音がしていないのに「キーン」「ジー」と音が聞こえる「耳鳴り(耳なり)」について、原因やセルフチェック、漢方でのアプローチをまとめました。
この記事のポイント
- 01耳鳴りとは?原因と種類を解説
- 02体質タイプ別にみる、漢方でのアプローチ
- 03日常生活で気をつけたいポイント
セルフチェック
当てはまるものにチェックを入れてみてください。
耳鳴りとは
耳鳴りとは、実際には周囲で音がしていないにもかかわらず、「音が聞こえる」と感じてしまう状態のことです。耳鳴りのほとんどは、本人にだけ聞こえる「自覚的耳鳴」です。強さや不快感には個人差が大きく、全く気にならない方もいれば、日常生活に支障が出るほど苦痛に感じる方もいます。
耳鳴りは難聴に伴って起こることがほとんどで、多くは内耳で音を感じ取る感覚細胞の障害が関わっています。加齢による聞こえの変化のほか、大きな音への曝露、ストレスや疲労、睡眠不足なども、耳鳴りを感じやすくする要因とされています。内耳以外にも、高血圧や糖尿病といった全身の病気が関わることもあります。
多くは経過をみてよいものですが、突然の耳鳴りとともに聞こえが悪くなった場合(突発性難聴など)は、早めの受診と治療開始が大切です。また、片耳だけの耳鳴りとともに難聴が徐々に進む場合には、聴神経にできる腫瘍などが隠れていることもあるため、精密検査が必要になります。
主な原因
一般的な治療
耳鼻咽喉科では、問診や聴力検査などで、難聴の有無や、突発性難聴・メニエール病・聴神経腫瘍といった原因となる病気がないかを確認します。原因がはっきりしない場合は対症療法が中心となり、ビタミン剤、血管拡張剤、代謝改善剤、精神安定剤などの薬物療法が用いられることがあります。聞こえが低下している場合は補聴器の使用が有効なことがあり、あわせて、耳鳴りとの付き合い方についてのカウンセリングや、音を使った療法(音響療法)が行われることもあります。
漢方での考え方
漢方では、耳鳴りを、加齢に伴う「腎」の力の衰え(腎虚)や、ストレスによる気の巡りの乱れ(気逆)、体内の水分代謝の乱れ(水毒)などと関連づけて捉えることがあります。「キーン」と高い音がするタイプ、「ゴー」「ザー」と低い音がするタイプ、疲れると悪化するタイプ、ストレスで強まるタイプなど、症状の出方によって体質を見立て、それぞれに合った処方を用います。
耳鼻咽喉科での検査・治療と並行して、体質面から耳鳴りのつらさや、それに伴う疲れ・不眠などをサポートします。「病院では様子をみましょうと言われたが、できることがあれば試したい」という方も、お気軽にご相談ください。
よく使われる処方
体質のタイプによって、次のような処方が選ばれることがあります。
実際の漢方治療例
60代 女性
加齢とともに増えた耳鳴りと疲れやすさ
ご相談時の状態
漢方的な見立て
ご提案した漢方薬
その後の経過
40代 女性
ストレスで悪化する耳鳴りとめまい
ご相談時の状態
漢方的な見立て
ご提案した漢方薬
その後の経過
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よくある質問
Q耳鳴りは放っておいても大丈夫ですか?
A一時的な耳鳴りは健康な方にもよくみられ、心配のいらないことも多いです。ただし、突然の耳鳴りと聞こえの低下、片耳だけの耳鳴り、拍動に合わせて聞こえる耳鳴り、めまいを伴う場合などは、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。
Q耳鳴りは治りますか?
A原因となる病気が見つかれば、その治療で改善することがあります。原因がはっきりしない場合は、完全に消すことが難しいこともありますが、気にならない状態を目指して、補聴器やカウンセリング、生活の見直しなどで対処していきます。
Q何科を受診すればいいですか?
A耳鼻咽喉科です。聴力検査などで、難聴の有無や原因となる病気がないかを確認します。
Qストレスで耳鳴りが悪くなることはありますか?
Aはい。ストレスや疲労、睡眠不足は耳鳴りを強く感じさせる要因とされています。耳鳴りが気になって眠れず、さらに悪化するという悪循環になることもあります。
Q静かな場所だと耳鳴りが気になるのはなぜですか?
A周囲の音が少ないと、耳鳴りの音が目立つためです。小さな音を流しておくと気になりにくくなることがあります。
Q漢方薬だけで治療できますか?
A耳鳴りの原因となる病気が隠れていることがあるため、まずは耳鼻咽喉科での検査が大切です。そのうえで、漢方は体質面からのサポートとして、通院と並行して取り入れることをおすすめします。





