脊柱管狭窄症とは
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脊柱管狭窄症とは
歩くと足が痛んだりしびれたりして、少し休むとまた歩ける。そんな症状が続く「腰部脊柱管狭窄症」について、原因やセルフチェック、漢方でのアプローチをまとめました。
この記事のポイント
- 01脊柱管狭窄症とは?特徴的な「間欠跛行」を解説
- 02体質タイプ別にみる、漢方でのアプローチ
- 03日常生活で気をつけたいポイント
セルフチェック
当てはまるものにチェックを入れてみてください。
脊柱管狭窄症とは
脊柱管とは、背骨、椎間板、関節、靱帯などに囲まれた、神経(神経根や馬尾)が通るトンネルのことです。腰部脊柱管狭窄症は、長い年月をかけて体を支えるうちにこれらの組織が変形し、脊柱管が狭くなって、中を通る神経が圧迫される病気です。主に中高年に多くみられます。
症状は、足の痛みやしびれ、脱力感で、立つ・歩くことで悪化し、座る・前かがみになることで軽くなるのが特徴です。このように「歩くと症状が出て、休むと治まり、また歩ける」という状態を繰り返すことを「間欠跛行(かんけつはこう)」と呼び、この病気に特有な症状とされています。進行すると、股間のほてりや残尿感、便秘などが現れることもあります。
症状が続くと歩ける距離が短くなり、足の運動機能の低下からロコモティブシンドロームにつながることもあるため、「年のせい」と我慢せずに、整形外科で原因を確認することが大切です。
主な原因
一般的な治療
整形外科では、問診や身体所見に加えて、レントゲンやMRIなどの画像検査で脊柱管の状態を確認します。治療はまず保存療法が中心で、血流を改善して神経の症状を和らげる薬や消炎鎮痛薬による薬物療法、コルセット、神経ブロック注射、リハビリテーションなどが行われます。しびれや痛みが強く日常生活に支障が出る場合や、排尿・排便の障害、足の筋力低下が進んでいる場合には、手術が検討されます。
漢方での考え方
漢方では、脊柱管狭窄症にみられる足の痛みやしびれを、加齢に伴う「腎」の力の衰え(腎虚)や、血の巡りの滞り(瘀血)、冷えと水分代謝の乱れが重なった状態として捉えることがあります。冷えると悪化するタイプ、むくみを伴うタイプ、体力の低下が目立つタイプなど、体質に合わせた処方を用いることで、整形外科での治療と並行した体質面からのサポートを行います。
歩ける距離や毎日の過ごしやすさについて、体質の面から相談してみたいという方も多くいらっしゃいます。
よく使われる処方
体質のタイプによって、次のような処方が選ばれることがあります。
実際の漢方治療例
70代 女性
歩くと足がしびれて休みながら歩くケース
ご相談時の状態
漢方的な見立て
ご提案した漢方薬
その後の経過
60代 男性
腰から足の痛みとしびれが続くケース
ご相談時の状態
漢方的な見立て
ご提案した漢方薬
その後の経過
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よくある質問
Q脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアは何が違いますか?
Aどちらも神経が圧迫されて足に症状が出ますが、椎間板ヘルニアは比較的若い世代に多く、脊柱管狭窄症は加齢による変形が主な原因で中高年に多い傾向があります。症状の出方も異なるため、整形外科での診断が大切です。
Q「間欠跛行」とは何ですか?
A歩いていると足に痛みやしびれ、脱力感が出て歩けなくなり、少し休むとまた歩ける状態を繰り返すことです。脊柱管狭窄症に特徴的な症状とされています。
Q自然に治ることはありますか?
A症状が軽くなる方もいますが、狭くなった脊柱管が元に戻るわけではありません。保存療法で症状をコントロールしながら、経過をみることが一般的です。
Q手術が必要になるのはどんなときですか?
A保存療法を続けても症状が強く日常生活に支障がある場合や、足の筋力低下、排尿・排便の障害が進んでいる場合に、手術が検討されます。
Q歩かないほうがいいですか?
A症状が出るからと動かないでいると、筋力が低下して悪化することがあります。前かがみで休みながら歩く、無理のない範囲で運動を続けるなど、医師や理学療法士の指導のもとで進めることがすすめられています。
Q漢方薬だけで治療できますか?
A狭くなった脊柱管そのものを広げるものではありません。ただし、体質面から痛みやしびれ、冷えなどのつらさをサポートする位置づけとして、整形外科での治療と並行して取り入れる方が多くいらっしゃいます。





