柴胡加竜骨牡蛎湯とは

柴胡加竜骨牡蛎湯
さいこかりゅうこつぼれいとう
ストレスによるイライラや不安感、動悸、不眠などに用いられる代表的な処方です。神経が過敏で驚きやすい、比較的体力がある方に向いています。
基本情報
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)は、中国・後漢の時代にまとめられた医書『傷寒論(しょうかんろん)』に収載されている処方で、柴胡・半夏・黄芩・人参・竜骨・牡蛎など10種類前後の生薬から構成されています。
柴胡を中心とした処方に、竜骨(りゅうこつ)と牡蛎(ぼれい)を加えたことから、この名がつけられました。竜骨は古代の大型動物の骨の化石、牡蛎はカキの貝殻で、どちらも気持ちを落ち着かせる生薬として用いられてきました。
比較的体力があり、ストレスによるイライラや不安感が続く方、神経が過敏で驚きやすい方、動悸や不眠を伴う方に用いられます。高血圧に伴う動悸や不安、不眠のほか、神経症、更年期の神経症、小児の夜泣き、便秘などに使われている処方です。
効能・効果
高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)、神経症、更年期神経症、小児夜泣き、便秘
構成生薬(10種類)柴胡加竜骨牡蛎湯は、以下の10種類の生薬から構成されています。
こんな方におすすめ
ストレスでイライラや不安が続く
ドキドキと動悸がしやすい
寝つきが悪く眠りが浅い
神経が過敏で驚きやすい
怖い夢をよく見る
比較的体力があり、がっしりとした体つきの方に向いている処方です。ストレスを感じやすく、イライラや不安感が続く方、ちょっとした物音にも驚きやすい方、動悸がして落ち着かない方、寝つきが悪く怖い夢をよく見る方などに用いられます。体力があまりなく疲れやすい方には、別の処方が合う場合があります。
漢方的な考え方
漢方では、ストレスによって「気(き)」の巡りが滞ると、体の中に熱がこもり、イライラや怒りっぽさ、不安感につながると考えます。さらに、その熱が胸のあたりを乱すと、動悸や不眠、驚きやすさなどが現れやすくなるとされています。
柴胡加竜骨牡蛎湯は、柴胡と黄芩が滞った気の巡りを整えてこもった熱を冷まし、竜骨と牡蛎が高ぶった気持ちを鎮めて落ち着かせます。茯苓と桂皮が動悸をやわらげ、半夏・人参・大棗・生姜が胃腸の働きを支えます。重い鉱物や貝殻の生薬で高ぶった気を鎮め、心と体の緊張をゆるめるのが、この処方の特徴です。
飲み方
一般的には、1日2〜3回、食前または食間(食後2時間ほど経った空腹時)に、水またはぬるま湯で服用します。
1回の量や回数は製品によって異なりますので、お使いの製品の説明書に従ってください。大黄を含む製品の場合は、服用中にほかの下剤(便秘薬)を一緒に飲まないようにしてください。
よくある質問
Q柴胡加竜骨牡蛎湯はどんな方に向いていますか?
Q加味逍遙散とはどう違いますか?
Q竜骨って何ですか?
Qどのくらい飲み続ければ良いですか?
Q服用に注意が必要なのはどんな人ですか?
Q柴胡加竜骨牡蛎湯はツムラの何番ですか?
参考文献
服用にあたって
上記の効能・効果や構成生薬は、公的な医薬品情報に基づく一般的な内容です。実際の服用にあたっては、体質や他の服用薬との組み合わせによって適否が異なるため、自己判断での購入・服用ではなく、薬剤師・登録販売者・医師にご相談ください。
あなたの体質に合わせて調整することもできます
一心堂薬局では、柴胡加竜骨牡蛎湯のような既製の処方をそのままお渡しするだけでなく、問診を踏まえて生薬の配合バランスを調整するオーダーメイド漢方もご提案しています。「なんとなく合わない気がする」という方も、お気軽にご相談ください。















