白虎加人参湯とは

白虎加人参湯
びゃっこかにんじんとう
体に熱がこもり、強いのどの渇きやほてりがある方に用いられる代表的な処方です。湿疹・皮膚炎や皮膚のかゆみにも使われ、比較的体力がある方に向いています。
基本情報
白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)は、中国・後漢の時代にまとめられた医書『傷寒論(しょうかんろん)』に収載されている処方で、知母・石膏・甘草・粳米・人参の5種類の生薬から構成されています。
のどの渇きやほてりを鎮める「白虎湯(びゃっことう)」に、人参を加えた処方です。「白虎」は中国の神話に登場する四神のひとつで、西を守る神とされています。主な生薬である石膏によって薬が白い色をしていることから、この名がつけられたといわれています。
比較的体力があり、体に熱がこもって、水を飲んでもすぐにのどが渇く、体がほてるといった方に用いられます。のどの渇きやほてりのほか、赤みや熱感を伴う湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみにも使われている処方です。
効能・効果
のどの渇き、ほてり、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ
構成生薬(5種類)白虎加人参湯は、以下の5種類の生薬から構成されています。
こんな方におすすめ
のどが渇いて水をよく飲む
体がほてりやすく暑がり
汗をかきやすい
皮膚に赤みやかゆみがある
温まるとかゆみが強くなる
比較的体力があり、暑がりで、体に熱がこもりやすい方に向いている処方です。水を飲んでもすぐにのどが渇く方、体がほてって汗をかきやすい方、お風呂などで温まると皮膚のかゆみや赤みが強くなる方などに用いられます。体を冷やす働きがある処方なので、冷え症の方や、胃腸が弱く下痢しやすい方には向かない場合があります。
漢方的な考え方
漢方では、体の中に余分な「熱」がこもると、のどの渇きやほてり、汗をかきやすいといった症状が現れると考えます。さらに、熱によって体のうるおいが奪われると、渇きが強くなり、皮膚に赤みやかゆみが出やすくなるとされています。
白虎加人参湯は、石膏と知母がこもった熱をしっかりと冷まし、人参と粳米が失われたうるおいと元気を補います。甘草が全体の働きを調和させ、胃腸を守ります。熱を冷ましながら、うるおいを補って渇きを鎮めるのが、この処方の特徴です。
飲み方
一般的には、1日2〜3回、食前または食間(食後2時間ほど経った空腹時)に、水またはぬるま湯で服用します。
1回の量や回数は製品によって異なりますので、お使いの製品の説明書に従ってください。
よくある質問
Q白虎加人参湯はどんな方に向いていますか?
Q名前の「白虎」にはどんな意味がありますか?
Qのどの渇きが続くのですが、飲んでも大丈夫ですか?
Qどのくらい飲み続ければ良いですか?
Q服用に注意が必要なのはどんな人ですか?
Q白虎加人参湯はツムラの何番ですか?
参考文献
服用にあたって
上記の効能・効果や構成生薬は、公的な医薬品情報に基づく一般的な内容です。実際の服用にあたっては、体質や他の服用薬との組み合わせによって適否が異なるため、自己判断での購入・服用ではなく、薬剤師・登録販売者・医師にご相談ください。
あなたの体質に合わせて調整することもできます
一心堂薬局では、白虎加人参湯のような既製の処方をそのままお渡しするだけでなく、問診を踏まえて生薬の配合バランスを調整するオーダーメイド漢方もご提案しています。「なんとなく合わない気がする」という方も、お気軽にご相談ください。









