むくみ(浮腫)

むくみとは
健やかな
未来のために
その他 2026.10.15

むくみ(浮腫)

夕方になると足がパンパン、朝は顔がはれぼったい。「むくみ(浮腫)」の原因と、病気が隠れているサイン、漢方でのアプローチをまとめました。

むくみとは

この記事のポイント

  1. 01むくみとは?体質や生活習慣による場合と、病気が隠れている場合を解説
  2. 02早めに受診が必要なサインとは
  3. 03体質タイプ別にみる、漢方でのアプローチ

セルフチェック

当てはまるものにチェックを入れてみてください。

0/6が当てはまりました まずは気軽な気持ちでチェックしてみましょう。

むくみ(浮腫)

むくみ(浮腫)とは、血管の外にある組織の中に、余分な水分がたまった状態です。夕方に足がむくむ、朝に顔がむくむなど、多くの方が経験する身近な症状ですが、体からのサインであることも少なくありません。

長時間の立ち仕事やデスクワーク、運動不足、塩分の多い食事、冷え、生理前後のホルモンの変化などによって、一時的にむくむことはよくあります。一方で、むくみの背景に、病気が隠れていることもあります。全身に広がるむくみの原因として最も一般的なのは、心不全、肝不全、腎臓の病気(特にネフローゼ症候群)です。そのほか、足の静脈の血液がたまる慢性静脈不全や下肢静脈瘤、深いところの静脈に血栓ができる深部静脈血栓症、リンパの流れが滞るリンパ浮腫、甲状腺の病気、薬の影響などもあります。

むくみの一部分を指で数秒押して、へこみが残る「圧痕性」のむくみは、よくみられます。片足だけに起こったか、両足に起こったか、顔にも出ているかなどが、原因を探る手がかりになります。

次のような場合は、早めに医療機関を受診してください。片足だけが急に腫れて、痛み、赤み、熱感がある(深部静脈血栓症の可能性があり、血栓が肺に飛ぶと、息切れが起こることがあります)。むくみとともに、息切れがある、横になると苦しい。短期間で、体重が急に増えた。尿の量が減った、尿が泡立つ、顔やまぶたがむくむ。顔や唇、舌のむくみに、息苦しさを伴う。妊娠中のむくみが、急に強くなった。

むくみとは

主な原因

一般的な治療

むくみの治療は、原因によって異なります。医療機関では、問診や診察に加え、血液検査や尿検査、必要に応じて、心臓や血管の超音波検査などを行い、原因となる病気がないかを調べます。心臓・腎臓・肝臓などの病気が見つかった場合は、その病気の治療が優先され、必要に応じて、利尿薬などが使われます。

病気が見つからない、生活習慣や体質によるむくみには、塩分を控えめにする、適度に体を動かす、足を高くして休む、弾性ストッキングを使うといった工夫が役立ちます。ただし、心臓や腎臓の病気がある方は、塩分や水分の制限が必要な場合もあるため、自己判断せず、医師の指示に従ってください。

漢方での考え方

漢方では、むくみを「水毒(すいどく)」、つまり体内の水分の巡りが滞った状態として捉え、古くから、体質に応じた処方を使い分けてきました。夕方に足がむくみ、冷えを伴うタイプ、朝に顔がむくみ、のどが渇くタイプ、天気が悪い日に悪化するタイプ、疲れやすく、胃腸が弱いタイプ、生理前後にむくむタイプなど、むくみの出方や、あわせて感じる症状によって見立てが変わります。

病院で検査を受けて、「特に異常はない」と言われたのに、むくみやだるさが続く方も、体質の面からお手伝いできることがあります。余分な水分をただ出すのではなく、水分の巡りや、胃腸の働き、体を温める力を整えることで、むくみにくい体づくりをサポートするのが、漢方の考え方です。ただし、片足だけの急なむくみや、息切れを伴うむくみなど、危険なサインがある場合は、先に医療機関の受診をおすすめします。

よく使われる処方

体質のタイプによって、次のような処方が選ばれることがあります。

実際の漢方治療例

ご相談例01

30代 女性

デスクワークで、夕方に足がむくむケース

✓

ご相談時の状態

一日中座りっぱなしの仕事で、夕方になると足がパンパンにむくみ、靴がきつくなる。冷え性で、生理前にはむくみが強くなる。内科で検査を受けたが、病気は見つからなかった。
✓

漢方的な見立て

冷えによる血の巡りの低下と、水分代謝の乱れ(水毒)。
✓

ご提案した漢方薬

当帰芍薬散 など(症状や体質により調整)
✓

その後の経過

ストレッチや足を温める工夫とあわせて服用を続け、数か月で夕方の足のむくみが軽くなり、生理前のむくみも出にくくなったとのご報告。
ご相談例02

50代 女性

朝の顔・手のむくみと、体の重だるさが続くケース

✓

ご相談時の状態

朝起きると、顔と手がむくみ、体全体が重だるい。雨の日に悪化する。汗をかきやすく、疲れやすさもあった。健診では、大きな異常はなかった。
✓

漢方的な見立て

水分代謝の乱れ(水毒)と、気の不足による体の重だるさ。
✓

ご提案した漢方薬

防已黄耆湯 など(症状や体質により調整)
✓

その後の経過

食生活の見直しとあわせて服用を続け、数か月で朝のむくみと、重だるさが軽くなったとのご報告。

FREE CONSULTATION

同じようなお悩みを
抱えていませんか?

同じ症状でも、原因や体質は人それぞれ。じっくりお話を伺ったうえで、あなたに合う漢方をご提案します。

相談無料 初回 約30分
  1. STEP 1ご予約Web・LINE・電話
  2. STEP 2問診約30分
  3. STEP 3漢方のご提案体質に合わせて

LINEなら、ご来店前のちょっとした質問もお気軽にどうぞ。

よくある質問

Qむくみは、病気のサインですか?

A長時間の同じ姿勢や塩分の摂りすぎなどによる、一時的なむくみのことも多いです。ただし、むくみが続く、悪化する、息切れや体重増加、尿の変化を伴う場合は、心臓・腎臓・肝臓などの病気が隠れていることがあるため、受診をおすすめします。

Qすぐ受診したほうがいいのは、どんなときですか?

A片足だけが急に腫れて、痛みや赤み、熱感がある、むくみとともに息切れがある・横になると苦しい、短期間で体重が急に増えた、尿の量が減った、顔や唇・舌がむくんで息苦しいといった場合は、早めに医療機関を受診してください。

Q片足だけむくむのは、なぜですか?

A深部静脈血栓症、下肢静脈瘤などの静脈の病気、リンパの流れの滞りなどが考えられます。特に、急に起こった場合や、痛みや赤みを伴う場合は、早めの受診が必要です。

Q何科を受診すればいいですか?

Aまずは内科を受診するのが目安です。原因に応じて、循環器内科、腎臓内科、血管外科などで評価を受けることがあります。

Q妊娠中にむくむのですが、大丈夫ですか?

A妊娠中は、むくみが出やすい時期ですが、急に強くなった場合や、頭痛・目のちらつきを伴う場合は、妊娠高血圧症候群などの可能性もあります。早めに、産婦人科にご相談ください。

Q漢方薬で、むくみが悪化することはありますか?

A甘草(かんぞう)を含む漢方薬を、長期間、あるいは他の薬と重ねて飲むと、まれに、むくみや血圧の上昇、手足のだるさなどが現れることがあります。服用中の薬や持病がある方は、必ず薬剤師にお伝えください。

漢方相談のご案内

漢方の知恵で、
健やかな毎日を。

症状や体質に合わせて、漢方の専門家が優しくお答えします。お気軽にご相談ください。

来店予約はこちら →