肥満とは

肥満とは
健やかな
未来のために
生活習慣病 2026.10.05

肥満とは

生活習慣病のリスクを高める「肥満」について、正しい理解と、漢方でのアプローチをまとめました。

肥満とは

この記事のポイント

  1. 01肥満とは?「肥満症」という考え方
  2. 02体質タイプ別にみる、漢方でのアプローチ
  3. 03日常生活で気をつけたいポイント

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肥満とは

肥満とは、体脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態を指します。日本肥満学会の基準ではBMI(体格指数)25以上を「肥満」と判定しますが、肥満がただちに病気に分類されるわけではありません。

肥満のうち、糖尿病や高血圧、脂質異常症など、減量によって改善が期待できる健康障害を伴っている状態は、医学的な治療の対象として「肥満症」と呼ばれます。日本肥満学会は、肥満のすべてを一律に「治療すべきもの」とするのではなく、健康障害の有無によって医学的な対応を区別するという考え方を示しています。

肥満・肥満症の発症には、食生活や運動不足といった生活習慣だけでなく、遺伝的な要因や、育った環境、社会的な要因など、さまざまな要素が複雑に関わっていることが分かっています。自己流の極端な食事制限だけで対応しようとすると、かえって体調を崩したりリバウンドを招いたりすることもあるため、必要に応じて専門家に相談しながら取り組むことが大切です。

肥満とは

主な原因

一般的な治療

肥満症と診断された場合、医療機関では、食事療法・運動療法を基本とし、必要に応じて薬物療法や、高度肥満症では外科的治療(減量・代謝改善手術)も選択肢となります。具体的な食事内容やエネルギー量は、年齢・体格・合併症の有無によって一人ひとり異なるため、自己判断せず、医師・管理栄養士の指導のもとで進めることがすすめられています。健診で数値の異常を指摘された方は、まず医療機関で相談することが大切です。

漢方での考え方

漢方では、「太っている」という同じ状態でも、体質によって背景が異なると考えます。たとえば、水分代謝が滞ってむくみやすい「水太り」タイプ、胃腸の働きが乱れて代謝が落ちているタイプ、体力があり便秘や熱のこもりを伴うタイプ、ストレスによる気の巡りの滞りを伴うタイプなどです。

体質に合わない方法で頑張り続けると、かえって体調を崩したり、続かなくなったりすることもあります。漢方相談では、ご本人の体質・生活習慣・お悩みを丁寧に伺ったうえで、巡りや代謝を整えるサポートを行います。「何をしても続かなかった」とお悩みの方こそ、一度ご自身の体質を知ることが、無理のない一歩につながることがあります。

よく使われる処方

体質のタイプによって、次のような処方が選ばれることがあります。

実際の漢方治療例

ご相談例01

40代 男性

健診で内臓脂肪型肥満を指摘されたケース

✓

ご相談時の状態

健診でBMIと血圧の数値を指摘され、お腹周りの脂肪と疲れやすさが気になっていた。便秘傾向もあった。
✓

漢方的な見立て

体力が充実したタイプの、代謝の停滞と便秘傾向。
✓

ご提案した漢方薬

防風通聖散 など(症状や体質により調整)
✓

その後の経過

生活習慣の見直しと服用を続け、数か月で体の重さや便通の改善を実感されたとのご報告。
ご相談例02

30代 女性

むくみと冷えを伴う体質でお悩みのケース

✓

ご相談時の状態

特別暴飲暴食をしているわけではないが、むくみやすく、冷えも気になっていた。疲れやすさも感じていた。
✓

漢方的な見立て

水分代謝の乱れ(水毒)と、冷えによる巡りの停滞。
✓

ご提案した漢方薬

防已黄耆湯 など(症状や体質により調整)
✓

その後の経過

服用と軽い運動を続け、数か月でむくみと体の軽さを実感されたとのご報告。

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よくある質問

Q漢方薬を飲めば痩せますか?

A漢方薬は体質に合わせて代謝や巡りを整えるサポートとして用いられるもので、それだけで痩せることを保証するものではありません。食事や運動などの生活習慣の見直しと並行して取り入れていただくことをおすすめします。

Q何度もダイエットに失敗しているのですが、相談してもいいですか?

Aもちろんです。「続かなかった」という経験も、体質や生活の傾向を知る大切な手がかりになります。お一人おひとりの状況に合わせて、無理のない進め方を一緒に考えます。

Q漢方相談では何を聞かれますか?

A体質の見立てのために、体型や食習慣、便通、むくみ、冷え、睡眠、ストレスの状態など、日常の様子を丁寧に伺います。答えにくいことは無理にお話しいただかなくても大丈夫です。

Q病院での治療中でも相談できますか?

Aはい。ただし、服用中のお薬との兼ね合いがあるため、通院中であること・服用中の薬を必ずお伝えください。主治医の治療方針を優先しつつ、体質面のサポートとして検討します。

Q肥満と肥満症はどう違いますか?

A肥満は体脂肪が過剰に蓄積した状態そのものを指し、そのうち糖尿病や高血圧など減量で改善が期待できる健康障害を伴う場合が「肥満症」として医学的な治療の対象になります。

Qどのくらいの期間、相談を続けますか?

A体質や目的によって異なります。体質改善を目的とするため、数か月単位で様子を見ながら調整していくことが多いです。まずは一度お気軽にご相談ください。

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