便秘とは
未来のために
便秘とは
排便が数日に1回程度に減ったり、出したいのに出せなかったりする「便秘」について、原因やセルフチェック、漢方でのアプローチをまとめました。
この記事のポイント
- 01便秘とは?主なタイプを解説
- 02体質タイプ別にみる、漢方でのアプローチ
- 03日常生活で気をつけたい食生活のポイント
セルフチェック
当てはまるものにチェックを入れてみてください。
便秘とは
便秘とは、日本消化器病学会の診療ガイドラインでは「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と定義されています。排便回数が少ないだけでなく、便が硬い、残便感がある、排便に苦労するといった状態も含まれます。
原因は、食物繊維や水分の不足、運動不足といった生活習慣によるもの(機能性便秘)が多くを占めますが、大腸の病気や、薬の副作用が関わっていることもあります。日本人女性に特に多くみられますが、高齢になると男女とも便秘の頻度が高くなることが分かっています。
「たかが便秘」と思われがちですが、慢性化すると生活の質(QOL)に大きな影響を与えることが分かっており、放置せず適切に対処することが大切です。市販薬に頼りきりにならず、生活習慣の見直しとあわせて改善を図ることがすすめられています。
主な原因
一般的な治療
内科・消化器内科では、まず生活習慣(食物繊維・水分摂取、運動)の見直しが基本となり、それでも改善しない場合は、酸化マグネシウムなどの緩下剤や、近年登場した新しいタイプの便秘薬が用いられます。市販薬を自己判断で使い続けると効果が落ちてくることもあるため、長引く場合や、便に血が混じるなど気になる症状がある場合は、一度医療機関で相談することをおすすめします。
漢方での考え方
漢方では、便秘を体力や体質によって細かく見立てます。体力が充実し便が硬いタイプ、体力が低下し押し出す力が弱いタイプ、冷えを伴うタイプなど、それぞれに合った処方が選ばれます。市販の下剤とは異なり、体質そのものを整えることで、お通じの根本的な改善を目指すのが漢方の特徴です。
よく使われる処方
体質のタイプによって、次のような処方が選ばれることがあります。
実際の漢方治療例
30代 女性
体力低下を伴う慢性的な便秘
ご相談時の状態
漢方的な見立て
ご提案した漢方薬
その後の経過
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よくある質問
Q何日排便がなければ便秘ですか?
A日数だけでなく、「毎日出ていても残便感がある」状態も便秘に含まれます。数日に1回で快適に出せていれば問題ないこともあり、自分にとって快適かどうかが大切な目安です。
Q下剤は毎日使っても大丈夫ですか?
A種類によっては、使い続けることで効きが悪くなったり、体に負担がかかったりすることがあります。自己判断での常用は避け、医師に相談することをおすすめします。
Q食物繊維を摂れば必ず改善しますか?
A多くの方に有効ですが、便秘のタイプによっては、かえって症状が悪化することもあります。自分の便秘のタイプに合った対策を見つけることが大切です。
Q何科を受診すればいいですか?
A内科や消化器内科が一般的です。血便など気になる症状がある場合は、大腸の病気が隠れていないか検査が必要になることもあります。
Qストレスは便秘に関係ありますか?
Aはい。ストレスは自律神経を介して腸の動きに影響するため、便秘や下痢の原因になることがあります。
Q漢方薬だけで治療できますか?
A便秘のタイプによっては漢方薬単独でも改善が期待できますが、症状が重い場合や他の病気が疑われる場合は、医療機関での検査・治療とあわせて検討することをおすすめします。





