抑肝散
薬漢方薬辞典
抑肝散
神経の高ぶりを鎮め、イライラや怒りっぽさを和らげる代表的な処方です。もともと小児の癇癪(かんしゃく)に用いられてきた歴史があり、乳幼児にも使用できます。
この処方について
由来と東洋医学的な位置づけ
抑肝散は、当帰・釣藤鈎(ちょうとうこう)・川芎など7種類の生薬から構成される処方です。「肝(かん)」の高ぶりを抑え、鎮静させることから、この名がつけられました。 東洋医学では、感情のコントロールに「肝」が深く関わると考えます。抑肝散は、この肝の高ぶりによる興奮を鎮めることを目的とした処方で、もともとは小児の癇癪(かんしゃく)に用いられてきた歴史があります。近年では、発達障害・認知症など幅広い年代の、いらだち・興奮・不眠といった症状に対して、通院治療と並行するサポート治療として用いられることがあります。
効能・効果
どんな症状に用いられるか
一般用医薬品 添付文書情報より
虚弱な体質で神経がたかぶるものの次の諸症:神経症、不眠症、小児夜泣き、小児疳症(神経過敏)、歯ぎしり、更年期障害、血の道症
構成生薬
抑肝散を構成する生薬
向いている体質
こんな体質・お悩みの方に
イライラ・易怒タイプ
神経過敏
不眠
小児から高齢者まで
虚弱な体質で神経が高ぶりやすく、イライラ・怒りっぽさ・不眠が目立つ方に用いられることが多い処方です。もともと小児の癇癪に使われてきた処方で、乳幼児にも使用できます。
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服用にあたって
上記の効能・効果や構成生薬は、公的な医薬品情報に基づく一般的な内容です。実際の服用にあたっては、体質や他の服用薬との組み合わせによって適否が異なるため、自己判断での購入・服用ではなく、薬剤師・登録販売者・医師にご相談ください。
あなたの体質に合わせて調整することもできます
一心堂薬局では、抑肝散のような既製の処方をそのままお渡しするだけでなく、問診を踏まえて生薬の配合バランスを調整するオーダーメイド漢方もご提案しています。「なんとなく合わない気がする」という方も、お気軽にご相談ください。
参考文献・出典
この記事の情報源
荻秀康(薬剤師) / 漢方専門 一心堂薬局
漢方薬局にて7年勤務。体質相談・オーダーメイド漢方のご提案を行っています。
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の効能を保証するものではありません。体質や症状には個人差があり、服用にあたっては薬剤師・登録販売者・医師にご相談ください。
