乾癬とは

乾癬のイメージ
健やかな
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皮膚のお悩み 2026.08.31

乾癬とは

皮膚が赤くなり、うろこ状に厚く盛り上がる「乾癬」について、原因やセルフチェック、漢方でのアプローチをまとめました。

乾癬のイメージ

この記事のポイント

  1. 01乾癬とは?特徴と原因を解説
  2. 02体質タイプ別にみる、漢方でのアプローチ
  3. 03日常生活で気をつけたいポイント

セルフチェック

当てはまるものにチェックを入れてみてください。

0/6が当てはまりました まずは気軽な気持ちでチェックしてみましょう。

乾癬とは

乾癬は、皮膚のターンオーバー(生まれ変わり)が異常に速くなることで、赤みのある発疹の上に、うろこ状の厚いかさぶた(鱗屑)が積み重なる慢性の皮膚疾患です。日本での患者数は人口の約0.3〜0.4%、43万〜56万人程度と推計されており、男性がやや多く、男性は30代・60代、女性は20代に発症のピークがあるとされています。

はっきりとした原因は完全には解明されていませんが、免疫の異常な働きに、遺伝的な体質や、感染・ストレス・生活習慣などの環境要因が加わって発症すると考えられています。肘・膝・頭皮など、刺激を受けやすい部位に症状が出やすいのも特徴です。

伝染する病気ではありませんが、見た目の症状から誤解を受けやすく、精神的な負担を感じる方も少なくありません。また、まれに関節に炎症が及ぶ「乾癬性関節炎」を合併することもあります。

乾癬とは

主な原因

一般的な治療

皮膚科では、症状の重症度に応じて、ステロイドや活性型ビタミンD3外用薬による外用療法、紫外線を用いた光線療法、内服薬、生物学的製剤などによる治療が段階的に行われます。近年は生物学的製剤の登場により、より高い効果が期待できるようになっています。自己判断で治療を中断せず、専門医のもとで根気強く治療を続けることが大切です。

漢方での考え方

漢方では、乾癬を血の巡りの滞り(瘀血)や、体内にこもった余分な熱、皮膚の乾燥(血虚)などが関わる状態として捉えることがあります。体質や症状のタイプに応じて、熱を冷ましたり血の巡りを促したりすることで、皮膚科での治療と並行した体質面からのサポートを行います。

よく使われる処方

体質のタイプによって、次のような処方が選ばれることがあります。

実際の漢方治療例

ご相談例01

40代 男性

肘・膝の症状が気になる乾癬

✓

ご相談時の状態

皮膚科で乾癬と診断され外用薬で治療中。肘や膝の赤みと厚いかさぶたが気になり、ストレスが多いと悪化しやすい。
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漢方的な見立て

熱のこもりと、血の巡りの滞り(瘀血)。
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ご提案した漢方薬

温清飲 など(症状や体質により調整)
✓

その後の経過

通院治療と並行し、数か月で肌の赤みがやや落ち着いてきたとのご報告。
ご相談例02

30代 女性

頭皮のかゆみと乾燥を伴う乾癬

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ご相談時の状態

頭皮を中心に発疹が広がり、かゆみと乾燥が強い。冷えも気になっていた。
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漢方的な見立て

血虚(血の不足)による皮膚の乾燥と、冷えによる血行不良。
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ご提案した漢方薬

十味敗毒湯 など(症状や体質により調整)
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その後の経過

服用から2〜3か月ほどで頭皮の乾燥とかゆみが和らいだとのご報告。

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よくある質問

Q乾癬は人にうつりますか?

Aいいえ、うつりません。免疫の異常などが関わる病気であり、感染症ではないため、日常生活で他の人にうつることはありません。

Q乾癬は完治しますか?

A現在の医学では完全に治すことは難しいとされていますが、適切な治療によって症状をコントロールし、良い状態を長く保つことは可能です。

Q食事で気をつけることはありますか?

A特定の食事療法が確立されているわけではありませんが、肥満は症状に影響するとされているため、バランスの良い食事と適正体重の維持が勧められます。

Qストレスは症状に影響しますか?

Aはい。ストレスは乾癬の悪化要因の一つとされています。心身の負担を減らす工夫も、症状の安定に役立つと考えられています。

Q生物学的製剤とはどのような治療ですか?

A免疫の働きに関わる特定の物質を狙い撃ちする注射薬で、中等症から重症の乾癬に高い効果が期待できる治療法です。専門医のもとで導入の可否を判断します。

Q漢方薬だけで治療できますか?

A漢方薬は体質面から症状の緩和をサポートする位置づけです。皮膚科での標準治療に置き換わるものではないため、並行して取り入れることをおすすめします。

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