ニキビとは
未来のために
ニキビとは
思春期だけでなく、大人になっても繰り返す「ニキビ(尋常性痤瘡)」について、原因やセルフチェック、漢方でのアプローチをまとめました。
この記事のポイント
- 01ニキビとは?できる仕組みを解説
- 02体質タイプ別にみる、漢方でのアプローチ
- 03日常生活で気をつけたいスキンケアのポイント
セルフチェック
当てはまるものにチェックを入れてみてください。
ニキビとは
ニキビ(医学的には「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」)は、毛穴に皮脂が詰まることから始まる、毛穴の慢性的な炎症性疾患です。日本人の約90%が経験するとされる、非常にありふれた皮膚のトラブルで、平均発症年齢は13歳頃、思春期を中心に発症しますが、大人になってから繰り返す「大人ニキビ」も少なくありません。
皮脂の分泌が盛んになり毛穴が詰まると、そこにアクネ菌(皮膚の常在菌)が増殖し、炎症を起こして赤みや腫れ、膿を伴う症状へと進行します。軽い症状であっても、跡(瘢痕)が残ることがあるため、早めに適切なケア・治療を始めることが勧められています。
思春期のニキビはホルモンの影響で皮脂分泌が増えることが主な要因ですが、大人ニキビは、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、生活習慣、間違ったスキンケアなど、より複合的な要因が関わっているとされています。
主な原因
一般的な治療
皮膚科では、日本皮膚科学会のガイドラインに沿って、炎症のある急性期にはアダパレンや過酸化ベンゾイル、外用・内服の抗菌薬などを組み合わせて早期の改善を図り、瘢痕(跡)が残るのを防ぎます。炎症が落ち着いた後は、抗菌薬を中止し、アダパレンや過酸化ベンゾイルによる維持療法に切り替えて、再発と薬剤耐性菌の出現を防ぎます。自己判断で市販薬だけに頼らず、早めに皮膚科を受診することが跡を残さないポイントです。
漢方での考え方
漢方では、ニキビを体内にこもった「熱」や、血の巡りの滞り(瘀血)、ホルモンバランスに関わる体質の乱れと関連づけて捉えることがあります。あご周りにできやすいタイプ、生理前に悪化するタイプなど、症状の出方によって体質を見立て、それぞれに合った処方を用いることで、皮膚科での治療と並行した体質面からのサポートを行います。
よく使われる処方
体質のタイプによって、次のような処方が選ばれることがあります。
実際の漢方治療例
20代 女性
生理前に悪化するあごニキビ
ご相談時の状態
漢方的な見立て
ご提案した漢方薬
その後の経過
10代 男性
顔全体の赤みと炎症が目立つ思春期ニキビ
ご相談時の状態
漢方的な見立て
ご提案した漢方薬
その後の経過
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よくある質問
Qニキビを潰してもいいですか?
A自己判断で潰すと、炎症が悪化したり跡(瘢痕)が残りやすくなったりします。触らずに、皮膚科での適切な治療を受けることをおすすめします。
Q市販薬だけで治りますか?
A軽度であれば市販薬で改善することもありますが、炎症が強い場合や繰り返す場合は、跡を残さないためにも早めに皮膚科を受診することをおすすめします。
Q大人ニキビと思春期ニキビは治療法が違いますか?
A基本的な治療の考え方は共通していますが、大人ニキビはホルモンバランスやストレス、生活習慣など複合的な要因が関わることが多く、それらへの対策もあわせて行うことが大切です。
Q食べ物でニキビは悪化しますか?
A脂っこい食事や糖質の摂りすぎが影響するという報告もありますが、個人差があります。バランスの良い食生活を心がけることが基本です。
Q跡が残らないようにするにはどうすればいいですか?
A炎症が強くなる前の早期治療が、跡を残さないための最も重要なポイントとされています。気になる段階で早めに皮膚科に相談しましょう。
Q漢方薬だけで治療できますか?
A漢方薬は体質面から症状の緩和をサポートする位置づけです。皮膚科での標準治療(外用薬など)に置き換わるものではないため、並行して取り入れることをおすすめします。





