六君子湯とは

六君子湯
りっくんしとう
胃腸が弱く、食欲がない、みぞおちがつかえる、胃もたれするといった胃の不調に用いられる代表的な処方です。疲れやすく手足が冷えやすい、体力が中くらいより少ない方に向いています。
基本情報
六君子湯(りっくんしとう)は、中国・明の時代の医書『万病回春(まんびょうかいしゅん)』に収載されている処方で、人参・白朮(または蒼朮)・茯苓・半夏・陳皮・大棗・甘草・生姜の8種類の生薬から構成されています。
漢方では、処方の中心となる大切な生薬を「君子」にたとえます。胃腸の働きを整える「四君子湯(しくんしとう)」の4つの生薬に、陳皮と半夏の2つを加えた処方であることから、「六君子湯」と名づけられました。
体力が中くらいより少なく、もともと胃腸が弱い方で、食欲がない、みぞおちがつかえる、少し食べただけでお腹が張る、疲れやすい、貧血ぎみで手足が冷えやすいといった場合に用いられます。胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐などに使われている、胃腸薬の代表的な処方です。
効能・効果
胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐
構成生薬(8種類)六君子湯は、以下の8種類の生薬から構成されています。
こんな方におすすめ
食欲がわかない
少し食べただけでお腹が張る
みぞおちがつかえて胃もたれする
はきけや胃の不快感がある
疲れやすく手足が冷えやすい
体力が中くらいより少なく、もともと胃腸が弱い方に向いている処方です。食欲がわかない方、少し食べただけでお腹が張って苦しくなる方、みぞおちがつかえて胃もたれする方、胃の中で水がチャポチャポするような感じがある方、疲れやすく貧血ぎみで手足が冷えやすい方などに用いられます。疲れやストレスで食欲が落ち、食べられないことでさらに疲れてしまうような悪循環にも使われています。
漢方的な考え方
漢方では、体を動かすエネルギーである「気(き)」は、胃腸で食べ物の栄養から作られると考えます。胃腸の働きが低下すると、栄養を十分に消化・吸収できず気が不足し、さらに胃の中に余分な「水(すい)」がたまりやすくなって、はきけや胃の不快感、食欲不振につながるとされています。
六君子湯は、人参・白朮(蒼朮)・茯苓・甘草(四君子湯)が胃腸の働きを高めて気を補い、陳皮と半夏が気の巡りを整えて、胃にたまった余分な水分を取り除きます。大棗と生姜が胃腸を温めて働きを助けます。気を補いながら胃の中の水をさばいて、胃の働きを立て直すのが、この処方の特徴です。
飲み方
一般的には、1日2〜3回、食前または食間(食後2時間ほど経った空腹時)に、水またはぬるま湯で服用します。
1回の量や回数は製品によって異なりますので、お使いの製品の説明書に従ってください。
よくある質問
Q六君子湯はどんな方に向いていますか?
Q安中散や人参湯とはどう違いますか?
Q補中益気湯とはどう違いますか?
Qどのくらい飲み続ければ良いですか?
Q服用に注意が必要なのはどんな人ですか?
Q六君子湯はツムラの何番ですか?
参考文献
服用にあたって
上記の効能・効果や構成生薬は、公的な医薬品情報に基づく一般的な内容です。実際の服用にあたっては、体質や他の服用薬との組み合わせによって適否が異なるため、自己判断での購入・服用ではなく、薬剤師・登録販売者・医師にご相談ください。
あなたの体質に合わせて調整することもできます
一心堂薬局では、六君子湯のような既製の処方をそのままお渡しするだけでなく、問診を踏まえて生薬の配合バランスを調整するオーダーメイド漢方もご提案しています。「なんとなく合わない気がする」という方も、お気軽にご相談ください。










