六君子湯
薬漢方薬辞典
六君子湯
胃腸が弱く、食欲がない方に用いられる代表的な処方です。機能性ディスペプシア(検査で異常が見つからない胃の不調)に対する臨床試験でも、症状改善の効果が報告されています。
この処方について
由来と東洋医学的な位置づけ
六君子湯は、蒼朮・人参・半夏など8種類の生薬から構成される処方です。「気」を補う「四君子湯」に、水分代謝を整える生薬を加えた構成になっています。 東洋医学では、胃腸が弱く食欲がない状態を「気虚」、体内に余分な水分が滞った状態を「水滞」と呼びます。六君子湯は、この両方を同時に整えることを目的とした処方です。近年の研究では、六君子湯が食欲に関わるホルモン「グレリン」の血中濃度を増加させることが確認されており、機能性ディスペプシアに対するランダム化比較試験でも症状改善が報告されています。
効能・効果
どんな症状に用いられるか
一般用医薬品 添付文書情報より
胃腸の弱いもので、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症:胃炎、胃アトニー、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐
構成生薬
六君子湯を構成する生薬
向いている体質
こんな体質・お悩みの方に
気虚・水滞タイプ
食欲不振
胃もたれ
冷え・貧血傾向
胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえるような感じのある方に用いられることが多い処方です。疲れやすく、手足が冷えやすい方にも向いています。
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機能性ディスペプシア
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服用にあたって
上記の効能・効果や構成生薬は、公的な医薬品情報に基づく一般的な内容です。実際の服用にあたっては、体質や他の服用薬との組み合わせによって適否が異なるため、自己判断での購入・服用ではなく、薬剤師・登録販売者・医師にご相談ください。
あなたの体質に合わせて調整することもできます
一心堂薬局では、六君子湯のような既製の処方をそのままお渡しするだけでなく、問診を踏まえて生薬の配合バランスを調整するオーダーメイド漢方もご提案しています。「なんとなく合わない気がする」という方も、お気軽にご相談ください。
参考文献・出典
この記事の情報源
荻秀康(薬剤師) / 漢方専門 一心堂薬局
漢方薬局にて7年勤務。体質相談・オーダーメイド漢方のご提案を行っています。
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の効能を保証するものではありません。体質や症状には個人差があり、服用にあたっては薬剤師・登録販売者・医師にご相談ください。
