めまいとは

めまいとは
健やかな
未来のために
目・耳・鼻の症状 2026.10.06

めまいとは

ぐるぐる回る、ふわふわする、立ちくらみがする。「めまい」の種類と主な原因、受診の目安や漢方でのアプローチをまとめました。

めまいとは

この記事のポイント

  1. 01めまいの種類と、原因として多い病気を解説
  2. 02すぐに受診が必要なサインとは
  3. 03体質タイプ別にみる、漢方でのアプローチ

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めまいとは

めまいには、体や周りがぐるぐる回る「回転性めまい」、体がふわふわと揺れる感じがする「浮動性めまい」、立ち上がったときに目の前が暗くなる「立ちくらみ」などがあり、原因によって症状の出方が異なります。

めまいの原因として最も多いのは、耳の奥にある内耳(三半規管など)の異常で、全体の大部分を占めるといわれます。中でも多いのが「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」で、内耳の耳石器からはがれた耳石が三半規管に入り込むことで起こります。寝返りや起き上がりなど、頭の位置を変えたときに数秒から1分ほどのめまいが出るのが特徴で、難聴や耳鳴りは伴いません。

一方、「メニエール病」は、内耳のむくみ(内リンパ水腫)が原因と考えられており、数十分から数時間続くめまい発作に、耳鳴りや耳の詰まり、難聴を伴うのが特徴です。そのほか、ストレスや疲労、自律神経の乱れ、血圧の変動、貧血などが関わるめまいもあります。

まれに、脳卒中(脳梗塞・脳出血)など、命に関わる病気がめまいの原因になることがあります。めまいとともに、手足のしびれや麻痺、ろれつが回らない、激しい頭痛、物が二重に見えるなどの症状がある場合は、すぐに救急受診が必要です。

めまいとは

主な原因

一般的な治療

耳鼻咽喉科・めまい外来では、問診でめまいの起こるタイミングや持続時間、耳の症状の有無を確認し、聴力検査や眼振(目の動き)の検査などで原因を調べます。良性発作性頭位めまい症では、耳石を元の位置に戻す「耳石置換法」が行われ、多くの方で改善するとされています。メニエール病では、内耳のむくみを抑える利尿薬などによる薬物療法とあわせて、ストレスの少ない規則正しい生活や水分摂取がすすめられます。めまいが強いときの吐き気やめまい止めの薬が使われることもあります。

漢方での考え方

漢方では、めまいを、体内の水分代謝の乱れ(水毒)、気の巡りの乱れ、血の不足(血虚)などと関連づけて捉えることがあります。雨の日や天気の変わり目に悪化するタイプ、ストレスや緊張で出やすいタイプ、立ちくらみや疲れやすさを伴うタイプなど、体質や症状の出方によって処方を使い分けます。

耳鼻咽喉科での検査・治療と並行して、めまいを起こしにくい体づくりをサポートします。「検査では大きな異常がないと言われたが、不安が続いている」という方も、お気軽にご相談ください。

よく使われる処方

体質のタイプによって、次のような処方が選ばれることがあります。

実際の漢方治療例

ご相談例01

30代 女性

天気の変わり目に悪化するめまい

✓

ご相談時の状態

耳鼻咽喉科で大きな異常は見つからなかったが、雨の日や気圧の変化の前後にめまいとふわふわ感、頭の重さが出る。むくみやすさもあった。
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漢方的な見立て

水分代謝の乱れ(水毒)による、めまいと頭重感。
✓

ご提案した漢方薬

苓桂朮甘湯 など(症状や体質により調整)
✓

その後の経過

数か月で天気の変わり目の不調が軽くなり、外出の不安が減ったとのご報告。
ご相談例02

50代 女性

立ちくらみと疲れやすさを伴うふらつき

✓

ご相談時の状態

立ち上がるときに立ちくらみがあり、胃腸が弱く、疲れやすさも続いていた。内科でも大きな異常はないと言われている。
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漢方的な見立て

胃腸の働きの低下と、水分代謝の乱れ(脾虚・痰飲)。
✓

ご提案した漢方薬

半夏白朮天麻湯 など(症状や体質により調整)
✓

その後の経過

食事や睡眠の見直しとあわせて服用を続け、数か月でふらつきの頻度が減ったとのご報告。

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よくある質問

Qめまいがしたら、何科を受診すればいいですか?

A多くは耳が原因のため、耳鼻咽喉科(めまい外来)が目安になります。ただし、手足のしびれや麻痺、ろれつが回らない、激しい頭痛を伴う場合は、脳の病気の可能性があるため、迷わず救急受診してください。

Q良性発作性頭位めまい症は、どんな病気ですか?

A内耳の耳石が三半規管に入り込んで起こる、めまいの中で最も多い病気です。寝返りや起き上がりなどで数秒から1分ほどのぐるぐる回るめまいが出ますが、難聴や耳鳴りは伴いません。耳石置換法という治療で、多くの方が改善します。

Qメニエール病と、どう違うのですか?

Aメニエール病は、内耳のむくみが原因で、数十分から数時間続くめまいに、耳鳴りや耳の詰まり、難聴を伴うのが特徴です。めまいだけの場合は、メニエール病の可能性は低いとされています。

Qめまいがあるとき、安静にしていたほうがいいですか?

A強いめまいの間は無理に動かず休みましょう。ただし、良性発作性頭位めまい症などでは、安静にしすぎず、適度に体を動かすほうが回復しやすいとされています。自己判断せず、医師の指示に従ってください。

Qストレスでめまいは起こりますか?

Aはい。ストレスや疲労、睡眠不足は、自律神経の乱れを通じて、めまいを起こしやすくしたり、悪化させたりすることがあります。

Q漢方薬だけで治療できますか?

Aめまいの原因によっては、すぐに治療が必要な病気が隠れていることがあります。まずは医療機関で原因を確認し、漢方は体質面のサポートとして、並行して取り入れることをおすすめします。

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