蓄膿症とは
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蓄膿症とは
黄色いドロっとした鼻水や、鼻づまり、においの分かりにくさが続く「蓄膿症(慢性副鼻腔炎)」について、原因やセルフチェック、漢方でのアプローチをまとめました。
この記事のポイント
- 01蓄膿症(慢性副鼻腔炎)とは?原因と特徴を解説
- 02体質タイプ別にみる、漢方でのアプローチ
- 03日常生活で気をつけたいポイント
セルフチェック
当てはまるものにチェックを入れてみてください。
蓄膿症とは
鼻の周りには「副鼻腔(ふくびくう)」と呼ばれる4つの空間(上顎洞・篩骨洞・前頭洞・蝶形骨洞)があります。この空間の中で炎症が起きている状態が「副鼻腔炎」で、以前は「蓄膿症(ちくのうしょう)」と呼ばれていました。
風邪などをきっかけに起こる急性の副鼻腔炎では、鼻づまり、においのあるドロっとした鼻水、頬や額の痛み、発熱などがみられます。これらの症状が一段落したあとも、すっきりしない状態が続く場合は、炎症が慢性化している可能性があります。一般に、症状が3か月以上続く状態を慢性副鼻腔炎といいます。
慢性副鼻腔炎のなかには、白血球の一種である好酸球が関わる「好酸球性副鼻腔炎」のように、従来の治療が効きにくい難治性のタイプもあり、近年増えているとされています。また、上の奥歯の虫歯や歯根の炎症が原因となる「歯性上顎洞炎」や、まれに腫瘍が隠れていることもあるため、症状が長引く場合は耳鼻咽喉科で原因を調べることが大切です。
主な原因
一般的な治療
耳鼻咽喉科では、内視鏡検査やレントゲン・CTなどで、副鼻腔の炎症の状態や原因を確認します。慢性化した副鼻腔炎では、抗菌薬を通常の半分ほどの量で長期間服用する「マクロライド少量長期療法」や、薬を霧状にして鼻・のどに届けるネブライザー療法などが行われます。それでも改善しない場合は、内視鏡を使った手術が検討されます。好酸球性副鼻腔炎は、従来の治療が効きにくく、ステロイドを中心とした治療が有効とされています。
漢方での考え方
漢方では、蓄膿症を、鼻や副鼻腔に「熱」や余分な水分・膿がこもった状態として捉えることがあります。黄色くドロっとした鼻水が多く熱感を伴うタイプ、透明でさらっとした鼻水が多いタイプ、鼻づまりが強いタイプ、体力が落ちて繰り返しやすいタイプなど、症状の出方によって体質を見立て、それぞれに合った処方を用います。
耳鼻咽喉科での治療と並行して、鼻の通りを整え、繰り返しにくい体づくりをサポートします。「通院しているのになかなかすっきりしない」「薬を飲み続けることに不安がある」という方も、お気軽にご相談ください。
よく使われる処方
体質のタイプによって、次のような処方が選ばれることがあります。
実際の漢方治療例
30代 男性
黄色い鼻水と鼻づまりが長引くケース
ご相談時の状態
漢方的な見立て
ご提案した漢方薬
その後の経過
40代 女性
風邪のたびに鼻の症状を繰り返すケース
ご相談時の状態
漢方的な見立て
ご提案した漢方薬
その後の経過
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よくある質問
Q蓄膿症と副鼻腔炎は、同じ病気ですか?
Aはい。「蓄膿症」は副鼻腔炎の昔の呼び名で、現在は「副鼻腔炎」と呼ぶのが一般的です。症状が3か月以上続くものを慢性副鼻腔炎といいます。
Q慢性副鼻腔炎は自然に治りますか?
A軽いものは自然に落ち着くこともありますが、慢性化している場合は、耳鼻咽喉科での治療が必要になることが多いです。放置せず、一度受診することをおすすめします。
Q手術が必要になるのは、どんなときですか?
Aマクロライド少量長期療法など、薬による治療で十分に改善しない場合に、内視鏡を使った手術が検討されます。
Q好酸球性副鼻腔炎とは、どんな病気ですか?
A白血球の一種である好酸球が関わる、難治性の副鼻腔炎です。通常の副鼻腔炎の治療が効きにくく、ステロイドを中心とした治療が有効とされています。
Q片側だけの鼻づまりや、鼻水に血が混じる場合は?
A歯が原因の副鼻腔炎や、まれに腫瘍が隠れていることもあります。症状が片側だけで続く場合や、血が混じる場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。
Q漢方薬だけで治療できますか?
A漢方薬は体質面から鼻の状態を整えるサポートとして用いられます。原因によっては耳鼻咽喉科での治療が必要なため、通院と並行して取り入れることをおすすめします。





