蓄膿症とは

蓄膿症とは
健やかな
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目・耳・鼻の症状 2026.10.06

蓄膿症とは

黄色いドロっとした鼻水や、鼻づまり、においの分かりにくさが続く「蓄膿症(慢性副鼻腔炎)」について、原因やセルフチェック、漢方でのアプローチをまとめました。

蓄膿症とは

この記事のポイント

  1. 01蓄膿症(慢性副鼻腔炎)とは?原因と特徴を解説
  2. 02体質タイプ別にみる、漢方でのアプローチ
  3. 03日常生活で気をつけたいポイント

セルフチェック

当てはまるものにチェックを入れてみてください。

0/6が当てはまりました まずは気軽な気持ちでチェックしてみましょう。

蓄膿症とは

鼻の周りには「副鼻腔(ふくびくう)」と呼ばれる4つの空間(上顎洞・篩骨洞・前頭洞・蝶形骨洞)があります。この空間の中で炎症が起きている状態が「副鼻腔炎」で、以前は「蓄膿症(ちくのうしょう)」と呼ばれていました。

風邪などをきっかけに起こる急性の副鼻腔炎では、鼻づまり、においのあるドロっとした鼻水、頬や額の痛み、発熱などがみられます。これらの症状が一段落したあとも、すっきりしない状態が続く場合は、炎症が慢性化している可能性があります。一般に、症状が3か月以上続く状態を慢性副鼻腔炎といいます。

慢性副鼻腔炎のなかには、白血球の一種である好酸球が関わる「好酸球性副鼻腔炎」のように、従来の治療が効きにくい難治性のタイプもあり、近年増えているとされています。また、上の奥歯の虫歯や歯根の炎症が原因となる「歯性上顎洞炎」や、まれに腫瘍が隠れていることもあるため、症状が長引く場合は耳鼻咽喉科で原因を調べることが大切です。

蓄膿症とは

主な原因

一般的な治療

耳鼻咽喉科では、内視鏡検査やレントゲン・CTなどで、副鼻腔の炎症の状態や原因を確認します。慢性化した副鼻腔炎では、抗菌薬を通常の半分ほどの量で長期間服用する「マクロライド少量長期療法」や、薬を霧状にして鼻・のどに届けるネブライザー療法などが行われます。それでも改善しない場合は、内視鏡を使った手術が検討されます。好酸球性副鼻腔炎は、従来の治療が効きにくく、ステロイドを中心とした治療が有効とされています。

漢方での考え方

漢方では、蓄膿症を、鼻や副鼻腔に「熱」や余分な水分・膿がこもった状態として捉えることがあります。黄色くドロっとした鼻水が多く熱感を伴うタイプ、透明でさらっとした鼻水が多いタイプ、鼻づまりが強いタイプ、体力が落ちて繰り返しやすいタイプなど、症状の出方によって体質を見立て、それぞれに合った処方を用います。

耳鼻咽喉科での治療と並行して、鼻の通りを整え、繰り返しにくい体づくりをサポートします。「通院しているのになかなかすっきりしない」「薬を飲み続けることに不安がある」という方も、お気軽にご相談ください。

よく使われる処方

体質のタイプによって、次のような処方が選ばれることがあります。

実際の漢方治療例

ご相談例01

30代 男性

黄色い鼻水と鼻づまりが長引くケース

✓

ご相談時の状態

耳鼻咽喉科で慢性副鼻腔炎と診断され通院中。黄色いドロっとした鼻水と鼻づまり、頭の重さが続き、においも分かりにくかった。
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漢方的な見立て

鼻や副鼻腔にこもった熱と、膿のたまり。
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ご提案した漢方薬

辛夷清肺湯 など(症状や体質により調整)
✓

その後の経過

通院治療と並行し、数か月で鼻づまりと頭の重さが軽くなり、においも少しずつ戻ってきたとのご報告。
ご相談例02

40代 女性

風邪のたびに鼻の症状を繰り返すケース

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ご相談時の状態

風邪をひくたびに鼻づまりと鼻水が長引き、のどに流れる感じもあった。疲れやすく、冷えも気になっていた。
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漢方的な見立て

体力の低下と、水分代謝の乱れによる鼻水の停滞。
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ご提案した漢方薬

葛根湯加川芎辛夷 など(症状や体質により調整)
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その後の経過

生活リズムの見直しとあわせて服用を続け、数か月で風邪のあとに鼻症状が長引く頻度が減ったとのご報告。

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よくある質問

Q蓄膿症と副鼻腔炎は、同じ病気ですか?

Aはい。「蓄膿症」は副鼻腔炎の昔の呼び名で、現在は「副鼻腔炎」と呼ぶのが一般的です。症状が3か月以上続くものを慢性副鼻腔炎といいます。

Q慢性副鼻腔炎は自然に治りますか?

A軽いものは自然に落ち着くこともありますが、慢性化している場合は、耳鼻咽喉科での治療が必要になることが多いです。放置せず、一度受診することをおすすめします。

Q手術が必要になるのは、どんなときですか?

Aマクロライド少量長期療法など、薬による治療で十分に改善しない場合に、内視鏡を使った手術が検討されます。

Q好酸球性副鼻腔炎とは、どんな病気ですか?

A白血球の一種である好酸球が関わる、難治性の副鼻腔炎です。通常の副鼻腔炎の治療が効きにくく、ステロイドを中心とした治療が有効とされています。

Q片側だけの鼻づまりや、鼻水に血が混じる場合は?

A歯が原因の副鼻腔炎や、まれに腫瘍が隠れていることもあります。症状が片側だけで続く場合や、血が混じる場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。

Q漢方薬だけで治療できますか?

A漢方薬は体質面から鼻の状態を整えるサポートとして用いられます。原因によっては耳鼻咽喉科での治療が必要なため、通院と並行して取り入れることをおすすめします。

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