インフルエンザとは
未来のために
インフルエンザとは
毎年冬に流行する「インフルエンザ」について、原因やセルフチェック、漢方でのアプローチをまとめました。
この記事のポイント
- 01インフルエンザとは?普通の風邪との違いを解説
- 02体質タイプ別にみる、漢方でのアプローチ
- 03日常生活でできる予防のポイント
セルフチェック
当てはまるものにチェックを入れてみてください。
インフルエンザとは
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することで起こる病気で、日本では例年12月〜3月頃が流行シーズンです。ウイルスにはA型・B型・C型・D型があり、大きな流行の原因となるのは主にA型とB型です。
普通の風邪と異なり、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、強い倦怠感といった全身症状が比較的急速に現れるのが特徴です。あわせて、のどの痛みや鼻水、咳など、風邪と共通する症状もみられます。
多くは自然に回復しますが、子どもではまれに急性脳症を、高齢者や免疫力の低下している方は肺炎を合併するなど、重症化することがあります。感染した人の咳やくしゃみによる飛まつ感染、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染で広がります。
主な原因
一般的な治療
内科・小児科では、抗原検査などで診断を行い、必要に応じて抗インフルエンザウイルス薬を処方します。発症から48時間以内に服用を開始すると、発熱期間の短縮やウイルス排出量の減少が期待できるとされています。安静・水分補給・十分な栄養も回復の基本です。発症後は、周囲への感染を防ぐため外出を控えることも大切です。
漢方での考え方
漢方では、インフルエンザのような急な発熱・悪寒・関節の痛みを伴う病態を「傷寒(しょうかん)」に近い状態として、古くから体系立てて対応してきました。発症初期の悪寒が強い時期、高熱が続く時期など、経過の段階に応じて処方を使い分けるのが特徴です。西洋医学的な治療と並行して、体力の消耗を抑え、回復をサポートする目的で用いられることがあります。
よく使われる処方
体質のタイプによって、次のような処方が選ばれることがあります。
実際の漢方治療例
30代 男性
発症初期の悪寒と関節痛を伴うインフルエンザ
ご相談時の状態
漢方的な見立て
ご提案した漢方薬
その後の経過
60代 女性
高熱が長引いたケース
ご相談時の状態
漢方的な見立て
ご提案した漢方薬
その後の経過
よくある質問
Qインフルエンザと風邪はどう違いますか?
A風邪は鼻水や喉の痛みなど局所的な症状が中心でゆっくり進行するのに対し、インフルエンザは38℃以上の発熱や関節痛・筋肉痛など全身症状が急激に現れるのが特徴です。
Q抗インフルエンザ薬はいつまでに飲めば効果がありますか?
A発症から48時間以内の服用が目安とされています。それ以降に服用を開始した場合、十分な効果が期待できないことがあります。
Qインフルエンザにかかったら何日休めばいいですか?
A発症前日から発症後3〜7日間はウイルスを排出するとされ、学校保健安全法では「発症後5日、かつ解熱後2日(幼児は3日)を経過するまで」が出席停止の目安とされています。
Q予防接種をしても、かかることはありますか?
Aはい。予防接種はかかるリスクや重症化を抑える効果が期待されていますが、100%予防できるものではありません。それでも重症化予防の観点から接種が推奨されています。
Q漢方薬だけでインフルエンザは治りますか?
A漢方薬は体力の消耗を抑え回復をサポートする位置づけです。特に高熱が続く場合や重症化のリスクがある場合は、抗インフルエンザ薬による治療を基本とし、必要に応じて併用を検討してください。
Q家族が感染した場合、どう予防すればいいですか?
A手洗い・咳エチケット・換気などの基本的な感染症対策に加え、看病する際はマスクを着用し、タオルなどの共有を避けることをおすすめします。





