片頭痛(偏頭痛)とは

片頭痛とは
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女性のお悩み 2026.10.07

片頭痛(偏頭痛)とは

ズキンズキンと脈打つ痛みに、吐き気や光・音への過敏さを伴う「偏頭痛(片頭痛)」について、特徴や誘因、漢方でのアプローチをまとめました。

片頭痛とは

この記事のポイント

  1. 01偏頭痛(片頭痛)とは?「前兆」や症状の特徴を解説
  2. 02頭痛を起こしやすくする誘因と、日常でできる工夫
  3. 03体質タイプ別にみる、漢方でのアプローチ

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片頭痛(偏頭痛)とは

片頭痛は、「片」頭痛という名前の由来のとおり、頭の片側が痛むことが多い頭痛ですが、実際には4割近くの方が、頭の両側の痛みを経験しているとされます。国内では約800万人が悩んでいるといわれる、身近な頭痛です。

片頭痛の発作は、通常4〜72時間続きます。痛みは、頭の片側が脈打つような拍動性のことが多く、程度は中等度から重度で、日常生活に支障をきたします。階段の昇り降りなどの日常的な動作で痛みが強くなることや、吐き気・嘔吐を伴うこと、発作中は光や音、においを不快に感じる「感覚過敏」が起こることも特徴です。

一部の方では、頭痛の前に「前兆」が現れます。キラキラした光やギザギザの光が視野に広がる「閃輝暗点(せんきあんてん)」といった視覚の前兆が最も多く、通常は60分以内に治まり、続いて頭痛が始まります。なお、頭痛が始まる前の眠気や気分の変化、漠然とした予感は、前兆と区別して「予兆」と呼ばれます。

ただし、頭痛の中には、くも膜下出血や髄膜炎など、命に関わる病気が隠れていることもあります。突然の激しい頭痛、今までにない頭痛、発熱を伴う頭痛、手足のしびれや麻痺、ろれつが回らないといった症状があるときは、すぐに救急受診してください。

片頭痛とは

主な原因

一般的な治療

片頭痛の治療は、大きく2種類に分けられます。ひとつは、頭痛発作が起こったときに、できるだけ早く痛みを鎮めるための「急性期治療」で、トリプタン系の薬などが使われます。もうひとつは、頭痛のない日も続けて薬を使い、発作を起こりにくくしたり、起こっても軽くすませたりする「予防療法」です。発作が月に何回も起こる場合や、日常生活への影響が大きい場合は、予防療法が検討されます。

急性期治療の薬は、使いすぎると、かえって頭痛が慢性化する「薬物乱用頭痛」を招くことがあるため、使用頻度が増えてきたら早めに医療機関に相談してください。頭痛が起こった日や状況を記録する「頭痛ダイアリー」をつけると、誘因の把握や診断に役立ちます。

漢方での考え方

漢方では、片頭痛を、冷え、血の巡りの滞り、体内の水分代謝の乱れ(水毒)、気の乱れなどが重なって起こると捉えることがあります。冷えると悪化し吐き気を伴うタイプ、天気や気圧の変化で悪化するタイプ、ストレスで起こりやすいタイプ、生理に関連して起こるタイプなど、頭痛の出方や体質によって処方を使い分けます。

痛みが出てから抑えるだけでなく、頭痛が起こりにくい体づくりをサポートするのが漢方の考え方です。「頭痛薬を飲む日が増えてきた」「予防の薬以外にも、できることを知りたい」という方も、お気軽にご相談ください。

よく使われる処方

体質のタイプによって、次のような処方が選ばれることがあります。

実際の漢方治療例

ご相談例01

30代 女性

生理前後に悪化する片頭痛

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ご相談時の状態

生理の前後になると、片側がズキズキ痛み、吐き気も出る。頭痛薬を飲む日が増えていて、冷えやむくみも気になっていた。
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漢方的な見立て

冷えと血の巡りの滞り、水分代謝の乱れによる頭痛。
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ご提案した漢方薬

血の巡りを良くする生薬(当帰・川芎・芍薬など)、水分代謝を整える生薬(茯苓、沢瀉など)を体質に合わせて調合
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その後の経過

数か月で、生理前後の頭痛の程度が軽くなり、頭痛薬を飲む回数も減ったとのご報告。
ご相談例02

40代 女性

冷えると悪化し、吐き気を伴う片頭痛

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ご相談時の状態

寒い日や冷房で冷えたあとに、頭の片側が脈打つように痛み、吐き気と手足の冷えがひどくなる。病院でトリプタン系の薬を使っているが、頭痛の頻度が気になっていた。
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漢方的な見立て

体の冷えと、胃腸の働きの低下による頭痛と吐き気。
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ご提案した漢方薬

体を温める生薬(呉茱萸・生姜など)、胃腸の働きを高める生薬(人参・大棗など)を体質に合わせて調合
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その後の経過

通院治療と並行して服用を続け、数か月で、頭痛の頻度が減り、吐き気も出にくくなったとのご報告。

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よくある質問

Q偏頭痛と片頭痛は、同じものですか?

Aはい。「偏頭痛」と「片頭痛」は同じ頭痛を指します。医学的には「片頭痛」と表記されることが一般的です。

Q片頭痛なのに、両側が痛むことはありますか?

Aはい。「片」頭痛という名前ですが、4割近くの方が、頭の両側の痛みを経験しているとされています。

Q頭痛の前に光が見えるのは、何ですか?

Aキラキラ・ギザギザした光が視野に広がる「閃輝暗点」という、片頭痛の「前兆」のひとつです。通常は60分以内に治まり、続いて頭痛が始まります。ただし、初めて経験した場合や、症状が長引く場合は、他の病気の可能性もあるため、受診してください。

Q痛みが出てから薬を飲むのでは、遅いのですか?

A痛みが強くなってからでは効きにくいことがあり、早めに服用することが大切とされています。使い方は薬によって異なるため、医師の指示に従ってください。

Q片頭痛を起こしやすくする食べ物は、ありますか?

A空腹やアルコール、睡眠不足などが誘因になりやすいとされますが、誘因は個人差が大きいです。頭痛ダイアリーをつけて、ご自身の誘因を把握することをおすすめします。

Q漢方薬だけで片頭痛は治りますか?

A体質に合った漢方薬で、頭痛が起こりにくくなる方もいらっしゃいますが、効果の出方には個人差があります。まずは医療機関で診断を受け、必要に応じた治療とあわせて、漢方を並行して取り入れることをおすすめします。

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