葛根湯

漢方専門 一心堂薬局 漢方薬辞典
TOP漢方薬辞典 / 葛根湯
漢方薬辞典

葛根湯かっこんとう

風邪のひきはじめに用いられる、最もよく知られた漢方薬の一つです。肩こりや筋肉のこわばりにも用いられ、体を温めて発汗を促すことを目的としています。

この処方について

由来と東洋医学的な位置づけ

葛根湯は、中国の古典医学書『傷寒論』『金匱要略』にも収載されている、最古の漢方薬の一つです。葛根(かっこん)を主薬に、麻黄・桂皮・芍薬など7種類の生薬から構成されています。 東洋医学では、風邪のひきはじめは、体表を寒気(寒邪)が覆っている状態と考えます。葛根湯は、体を温めて発汗を促すことで、この寒さを取り除くことを目的とした処方です。首の後ろから肩甲骨にかけてのこわばりが、葛根湯を選ぶ目印の一つとされています。風邪だけでなく、冷えや血行不良による肩こり・筋肉のこわばりにも幅広く用いられます。

効能・効果

どんな症状に用いられるか

一般用医薬品 添付文書情報より

体力中等度以上のものの次の諸症:感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み

構成生薬

葛根湯を構成する生薬

向いている体質

こんな体質・お悩みの方に

実証タイプ 汗が出ていない 肩や首のこわばり 体力中等度以上

体力中等度以上で、風邪のひきはじめ、まだ汗をかいていない状態に用いられることが多い処方です。首の後ろから肩甲骨にかけてのこわばりを伴う方にも向いています。

関連するコラム

この処方が登場する症状・病気

症状・病気事典
インフルエンザとは

服用にあたって

上記の効能・効果や構成生薬は、公的な医薬品情報に基づく一般的な内容です。実際の服用にあたっては、体質や他の服用薬との組み合わせによって適否が異なるため、自己判断での購入・服用ではなく、薬剤師・登録販売者・医師にご相談ください。

あなたの体質に合わせて調整することもできます

一心堂薬局では、葛根湯のような既製の処方をそのままお渡しするだけでなく、問診を踏まえて生薬の配合バランスを調整するオーダーメイド漢方もご提案しています。「なんとなく合わない気がする」という方も、お気軽にご相談ください。

参考文献・出典

この記事の情報源

荻秀康
荻秀康(薬剤師) / 漢方専門 一心堂薬局
漢方薬局にて7年勤務。体質相談・オーダーメイド漢方のご提案を行っています。
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の効能を保証するものではありません。体質や症状には個人差があり、服用にあたっては薬剤師・登録販売者・医師にご相談ください。
KANPO CONSULTATION
漢方相談窓口

体質に合わせた漢方選びは、専門家との問診がおすすめです。お気軽にご相談ください。