不妊症とは
不妊症とは
避妊をせず1年間性交を続けても妊娠しない状態を「不妊症」と呼びます。今や4.4組に1組が不妊の検査・治療を経験する身近なテーマです。原因、体質別に見た漢方でのアプローチをまとめました。
不妊症とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をせず性交をしているにもかかわらず、一定期間(日本産科婦人科学会では1年)妊娠しない状態を指します。近年、不妊の検査や治療を受けたことがある夫婦は「4.4組に1組」まで増えているとされ、決して珍しいことではありません。
不妊の原因は女性側だけにあるわけではなく、WHO(世界保健機関)の調査によれば、約半数は男性側にも原因があるとされています。女性側では排卵障害・卵管障害・子宮の異常など、男性側では造精機能障害などが主な原因として挙げられますが、検査をしても原因がはっきりしないケースも少なくありません。
漢方(東洋医学)では、妊娠しやすい体づくりを「気・血・水」のバランスを整えることと捉え、冷え・血のめぐり・ホルモンバランスなど体質に応じた処方が用いられます。
こんな症状の変化、思い当たりませんか
当てはまるものにチェックを入れてみてください。
※個人差があります。1年以上妊娠しない場合や、月経不順・年齢(35歳以上)などが気になる場合は、早めに婦人科・不妊治療専門の医療機関への相談をおすすめします。
体質別に見る、妊活への漢方アプローチ
漢方では、妊娠しやすい体づくりの背景にある体質(冷え・血の不足か、ストレスによる気のめぐりの滞りか、血の不足・乾燥傾向か)に応じて、処方の考え方が異なります。
冷え・血虚タイプ(卵巣・子宮の血流が気になる方)
冷えやむくみが目立ち、血のめぐりの悪さが気になるタイプです。卵巣・子宮の血流をサポートする処方として、妊活の場面で広く用いられています。
代表処方:当帰芍薬散気滞・ストレスタイプ(周期の乱れが気になる方)
ストレスによって「気」のめぐりが滞りやすく、イライラ・不安感が目立つタイプです。ホルモンバランスの乱れが気になる方に用いられることが多い処方です。
代表処方:加味逍遙散年齢や期間が気になる場合は、まず婦人科へ
漢方薬は体質を整えることを目的としたものであり、妊娠を保証するものではありません。1年以上妊娠しない、女性の年齢が35歳以上である、月経不順があるといった場合は、自己判断せず早めに婦人科・不妊治療専門の医療機関を受診することをおすすめします。
代表的な漢方処方
この3タイプは、あくまで「大まかな目安」です
実際には複数のタイプが混ざっていることも多く、体力・季節・生活の変化によって体質は少しずつ動いています。チェックリストやこのタイプ解説だけで「自分は〇〇タイプだ」と決めて既製の漢方薬を選ぶと、本来の体質とずれてしまうことも少なくありません。一心堂薬局では、既製の処方をそのまま当てはめるのではなく、専門家がお一人おひとりを丁寧に問診し、そのときの体質にぴったり合わせたオーダーメイドの漢方薬をご提案しています。
実際の相談・症例動画
YouTube内で、この症状に関する実際のご相談・症例が紹介されています。
漢方薬以外にできる養生法
よくある質問
要点のおさらい
- 不妊症とは、避妊せず1年間性交をしても妊娠しない状態を指し、4.4組に1組が経験するとされる身近なテーマです
- 原因は女性側だけでなく、約半数は男性側にもあるとされています
- 漢方では体質(冷え・血虚、気滞・ストレス、血虚・乾燥など)に応じて、当帰芍薬散・加味逍遙散・温経湯などが使い分けられます
- 年齢や期間が気になる場合は自己判断せず、婦人科への受診が大切です
この記事の情報源




