響声破笛丸とは

響声破笛丸
きょうせいはてきがん
声の出しすぎなどによるしわがれ声や、のどの不快感に用いられる代表的な処方です。体力に関わらず使用でき、歌や会話でのどを酷使する方にも使われています。
基本情報
響声破笛丸(きょうせいはてきがん)は、中国・明の時代の医書『万病回春(まんびょうかいしゅん)』に収載されている処方で、連翹・桔梗・甘草・大黄・縮砂・川芎・訶子・阿仙薬・薄荷の9種類の生薬から構成されています。
「破れた笛」のようにかすれてしまった声を、ふたたび「響く声」に戻すことから、この名がつけられたといわれています。
長い間声を使い続けたり、無理な発声をしたりして起こる声がれや、声が出にくくなった状態に用いられます。ふだんからのどが弱く、すぐに声がかれやすい方にも使われています。体力に関わらず使用でき、歌や演説、会話などでのどを酷使する方の、しわがれ声やのどの不快感に用いられる処方です。
効能・効果
(体力に関わらず、使用できます。)
構成生薬(8種類)響声破笛丸は、以下の8種類の生薬から構成されています。
こんな方におすすめ
声を出しすぎて声がかれた
のどに違和感や不快感がある
ふだんからのどが弱く声がかれやすい
歌や会話でのどを酷使する
声がかすれて出にくい
体力に関わらず使用できる処方です。カラオケや応援、長時間の会議や授業などで声を出しすぎて声がかれた方、歌手や教師、接客業など仕事でのどを酷使する方、ふだんからのどが弱くすぐに声がかれやすい方などに用いられます。便秘がちな方の声がれにも向いているとされています。
漢方的な考え方
漢方では、声の出しすぎや無理な発声によって、のどに「熱」がこもったり、うるおいが失われたりすると、声帯の働きが乱れて声がかすれたり、のどに不快感が出たりすると考えます。
響声破笛丸は、連翹・薄荷・大黄がのどにこもった熱と炎症を冷まし、桔梗と甘草がのどの腫れや痛みをやわらげます。訶子と阿仙薬がのどの粘膜を引きしめて声の出を助け、縮砂と川芎が気と血の巡りを整えます。のどの熱と炎症を鎮めながら、かすれた声を響く声へと整えるのが、この処方の特徴です。
飲み方
一般的には、1日2〜3回、食前または食間(食後2時間ほど経った空腹時)に、水またはぬるま湯で服用します。
1回の量や回数は製品によって異なりますので、お使いの製品の説明書に従ってください。服用中は、できるだけ声を出すのを控えて、のどを休ませることも大切です。大黄を含むため、服用中はほかの下剤(便秘薬)を一緒に飲まないようにしてください。
よくある質問
Q響声破笛丸はどんな方に向いていますか?
Qどのくらい飲み続ければ良いですか?
Q声がれが長く続いているのですが、飲んでも大丈夫ですか?
Qお腹がゆるくなることはありますか?
Q服用に注意が必要なのはどんな人ですか?
参考文献
服用にあたって
上記の効能・効果や構成生薬は、公的な医薬品情報に基づく一般的な内容です。実際の服用にあたっては、体質や他の服用薬との組み合わせによって適否が異なるため、自己判断での購入・服用ではなく、薬剤師・登録販売者・医師にご相談ください。
あなたの体質に合わせて調整することもできます
一心堂薬局では、響声破笛丸のような既製の処方をそのままお渡しするだけでなく、問診を踏まえて生薬の配合バランスを調整するオーダーメイド漢方もご提案しています。「なんとなく合わない気がする」という方も、お気軽にご相談ください。










