逆流性食道炎とは

逆流性食道炎とは
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生活習慣病 2026.09.30

逆流性食道炎とは

胸やけや呑酸(どんさん)を引き起こす「逆流性食道炎(胃食道逆流症)」について、原因やセルフチェック、漢方でのアプローチをまとめました。

逆流性食道炎とは

この記事のポイント

  1. 01逆流性食道炎とは?原因を解説
  2. 02体質タイプ別にみる、漢方でのアプローチ
  3. 03日常生活で気をつけたい食生活のポイント

セルフチェック

当てはまるものにチェックを入れてみてください。

0/6が当てはまりました まずは気軽な気持ちでチェックしてみましょう。

逆流性食道炎とは

胃食道逆流症(GERD)とは、胃の内容物が食道に逆流することによって、胸やけや呑酸(胃の内容物が口やのどまで上がってくる感じ)などの不快な症状や、食道粘膜のただれを引き起こす病気です。このうち、内視鏡検査で食道粘膜にただれ(びらん)が確認できるものを「逆流性食道炎」と呼びます。

通常、胃と食道のつなぎ目(下部食道括約部)が胃酸の逆流を防いでおり、健康な人でも食後に一時的な逆流が起こることはありますが、食道が胃酸にさらされている時間は1日のわずか4%以下にとどまります。この防御機能が加齢や肥満、食べ過ぎ、脂肪分の多い食事などによって弱まると、逆流の時間が長くなり、食道粘膜が傷つきやすくなります。

命に関わる病気ではありませんが、胸やけなどの症状は日常生活の質(QOL)に大きく影響することが分かっています。生活習慣の見直しと適切な薬物療法によって、多くの患者さんで症状や食道炎の改善が期待できます。

主な原因

一般的な治療

消化器内科では、内視鏡検査で診断を行い、日本消化器病学会のガイドラインに基づき、プロトンポンプ阻害薬(PPI)やカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)などの酸分泌抑制薬による治療が中心となります。あわせて、食べ過ぎや高脂肪食を避ける、就寝前3時間の食事を控える、過体重の場合は減量するといった生活習慣の見直しも、症状改善に有効とされています。

漢方での考え方

漢方では、逆流性食道炎の背景にある胃酸の逆流やげっぷ、胸のつかえ感などを、胃の気が上向きに逆流する「気逆(きぎゃく)」や、ストレスによる気の巡りの滞りと関連づけて捉えることがあります。体質や症状のタイプに応じて、胃の働きを整えたり気の巡りを穏やかにしたりすることで、消化器内科での治療と並行した体質面からのサポートを行います。

よく使われる処方

体質のタイプによって、次のような処方が選ばれることがあります。

実際の漢方治療例

ご相談例01

50代 男性

就寝前の食事で悪化する胸やけ

✓

ご相談時の状態

消化器内科でPPIを処方されているが、夜遅い食事の後に胸やけや呑酸が続いていた。
✓

漢方的な見立て

胃の気逆による、胸やのどのつかえ感。
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ご提案した漢方薬

半夏瀉心湯 など(症状や体質により調整)
✓

その後の経過

就寝前の食事を控える工夫と服用を続け、数か月で胸やけの頻度が減ったとのご報告。

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よくある質問

Q逆流性食道炎は放っておくとどうなりますか?

A長期間放置すると、食道の粘膜が変化する「バレット食道」など、まれに食道がんのリスクにつながる変化が生じることもあるとされています。症状が続く場合は早めの受診をおすすめします。

Q薬を飲めばすぐに治りますか?

A多くの場合、酸分泌抑制薬により症状は比較的早く改善しますが、生活習慣が変わらないと再発しやすいため、食事や姿勢の見直しもあわせて行うことが大切です。

Qどのような食事を避けるべきですか?

A脂肪分の多い食事、食べ過ぎ、就寝前の食事、香辛料やアルコール、カフェインの摂りすぎなどが症状を悪化させやすいとされています。

Q太っていると症状が悪化しますか?

Aはい。肥満は腹圧を高め、胃酸の逆流を起こしやすくすることが分かっています。減量が症状改善につながることがあります。

Qげっぷが多いのも関係がありますか?

Aはい。げっぷとともに胃酸が逆流することで、胸やけや喉の違和感につながることがあります。

Q漢方薬だけで治療できますか?

A漢方薬は体質面から症状の緩和をサポートする位置づけです。消化器内科での標準治療(酸分泌抑制薬など)に置き換わるものではないため、並行して取り入れることをおすすめします。

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