橋本病とは
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橋本病とは
甲状腺の働きが低下し、だるさや冷えなどを引き起こす「橋本病」について、原因やセルフチェック、漢方でのアプローチをまとめました。
この記事のポイント
- 01橋本病とは?原因を解説
- 02体質タイプ別にみる、漢方でのアプローチ
- 03日常生活で気をつけたいポイント
セルフチェック
当てはまるものにチェックを入れてみてください。
橋本病とは
橋本病(慢性甲状腺炎)は、免疫の異常によって甲状腺に慢性的な炎症が生じる自己免疫疾患です。甲状腺は本来、体の代謝を調節する甲状腺ホルモンを分泌する臓器ですが、橋本病ではこの慢性炎症によって甲状腺の組織が少しずつ壊され、ホルモンが十分に作られなくなる「甲状腺機能低下症」を引き起こすことがあります。
橋本病自体は中年以降の女性の10人に1人以上にみられるともいわれるほど頻度の高い病気ですが、そのうち実際に甲状腺ホルモンの低下(機能低下症)を起こすのは1〜2割程度とされ、大半の方は甲状腺の腫れ以外に大きな症状がないまま経過します。
なぜ免疫の異常が生じるのかははっきり分かっていませんが、強いストレス、妊娠・出産、ヨードの過剰摂取(海藻類・薬剤・造影剤など)をきっかけに、甲状腺機能低下症が明らかになることがあると考えられています。血液検査(TSH・甲状腺自己抗体など)による定期的なチェックが、症状の変化に早く気づく助けになります。
主な原因
一般的な治療
内分泌内科・甲状腺専門クリニックでは、血液検査でTSH・甲状腺ホルモン(フリーT4)・甲状腺自己抗体の値を確認し、甲状腺機能低下症と診断された場合は、不足している甲状腺ホルモンを補う薬(レボチロキシンなど)による薬物療法が行われます。ホルモン値が正常であれば、経過観察のみで問題ないことも多く、定期的な血液検査でホルモン値の変化を確認していくことが基本です。
漢方での考え方
漢方では、橋本病でみられる冷えやだるさ、むくみといった症状を、体を温め代謝を促す力の低下(陽虚)や、気の不足として捉えることがあります。体質や症状の程度に応じて、体を温めたり気を補ったりすることで、専門医による治療・経過観察と並行した体質面からのサポートを行います。
よく使われる処方
体質のタイプによって、次のような処方が選ばれることがあります。
実際の漢方治療例
40代 女性
冷えとだるさが続く甲状腺機能低下を伴うケース
ご相談時の状態
漢方的な見立て
ご提案した漢方薬
その後の経過
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よくある質問
Q橋本病と診断されたら、必ず薬を飲む必要がありますか?
Aいいえ。甲状腺ホルモンの値が正常であれば、経過観察のみで問題ないことが多いです。ホルモンの低下(機能低下症)がみられた場合に、補充療法が検討されます。
Q橋本病は一生治らないのですか?
A自己免疫の異常自体を根本的に治す方法は確立されていませんが、ホルモンを補う薬で症状をコントロールしながら、通常の生活を送ることができます。
Q海藻類は食べてはいけませんか?
Aヨードの過剰摂取が甲状腺機能低下のきっかけになることがあるため、極端に大量に摂ることは控え、バランスの良い食事を心がけることがすすめられます。自己判断で完全に断つ前に医師に相談しましょう。
Q遺伝しますか?
A自己免疫疾患になりやすい体質は遺伝的な要因も関わるとされていますが、それだけで発症が決まるわけではありません。
Q妊娠中でも治療できますか?
Aはい。甲状腺ホルモンは胎児の発育にも重要なため、妊娠中・妊娠を希望する場合は、より注意深い管理が必要です。必ず事前に主治医に相談してください。
Q漢方薬だけで治療できますか?
Aいいえ。ホルモンの補充が必要な場合は、その治療が基本です。漢方は体質面のつらさをサポートする位置づけとして、専門医の治療と並行して検討するものです。





