口囲皮膚炎はなぜ繰り返す?漢方の視点で見る原因とケア

口囲皮膚炎について|漢方専門 一心堂薬局
🌿 漢方コラム / KAMPO SKIN CARE

口囲皮膚炎、内側から整えるという選択

口のまわりに小さなブツブツやかゆみが出て、なかなか治らない——。
塗り薬だけでなく、体質そのものを見直すという視点もあります。

朝、鏡を見て「あれ、また口の周りが赤い」と気づく。保湿してもよくならないし、かゆみもある。マスクの摩擦かな、乾燥かな、と自己判断でスキンケアを変えてみても、一向に改善しない——。

これは、20〜40代の女性に多くみられる「口囲皮膚炎」という皮膚トラブルのサインかもしれません。漢方では、肌のトラブルを「外側のケア」だけでなく、体の内側の巡りや体質とあわせて考えます。

口囲皮膚炎の症状イラスト:口のまわりに赤い発疹が出るが、唇のキワは症状が出にくいことを示す図

特徴的な発疹の出かた

  • 口のまわり(頬・あご寄り)に、赤く小さなブツブツが集まって出やすい
  • 唇のキワ(赤唇縁)そのものは、比較的症状が出にくい傾向があります
※ 個人差があります。実際の症状の見え方はひとりひとり異なりますので、気になる場合は専門家にご相談ください。
CHECK

こんな症状に心当たりはありませんか

  • 口のまわり(唇のキワを除く)に小さな赤いブツブツが集まってできている
  • ピリピリ、またはかゆみを伴うことがある
  • 保湿剤を変えても、むしろ悪化した気がする
  • 市販のステロイド外用薬を使うと一時的によくなるが、やめるとぶり返す
  • 疲れやストレスがたまると、決まって肌が荒れる
CAUSE

主な原因として考えられること

01

ステロイド外用剤の使用歴

顔に長期間ステロイド外用薬を使用していた場合、中止後に症状が出ることがあります。もっとも多い誘因のひとつとされています。

02

過剰なスキンケア

クレンジングや洗顔のしすぎ、厚塗りの保湿・化粧下地の重ねづけが、肌のバリア機能を乱す一因になることがあります。

03

ホルモン・自律神経の乱れ

生理周期や睡眠不足、ストレスによる自律神経の乱れに伴って、悪化・改善を繰り返すケースも報告されています。

04

胃腸の働きの低下

消化吸収の力が落ちていると、肌のターンオーバーやバリア機能にも影響が出やすいと考えられています。

🌿

漢方的にみると「巡りの乱れ」

漢方では、口のまわりは「脾(消化器系)」や「巡り」の状態が表れやすい部位とされています。同じ口囲皮膚炎でも、体質によって「熱がこもりやすいタイプ」「胃腸が弱く潤い不足になりやすいタイプ」など背景はさまざまです。だからこそ、外用薬だけに頼らず、体質を見極めたうえでのケアが選択肢のひとつになります。

自己判断でのステロイド使用には注意が必要です

「赤みには一旦ステロイドを塗れば落ち着く」というのは、実は口囲皮膚炎においては悪循環を招くことがあります。市販薬で一時的に改善しても再燃を繰り返す場合は、自己流のケアを続けるより、体質からじっくり見直す漢方相談を検討してみてください。

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本コラムは一般的な情報提供を目的としたものであり、診断や治療を保証するものではありません。
症状の程度には個人差がありますので、気になる症状がある場合は早めに専門家へご相談ください。

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