乾癬の原因と漢方ケア
繰り返す乾癬、体質から見直すという選択
肘や膝、頭皮にできる、境界のはっきりした赤い発疹とカサカサ——。
塗り薬だけでなく、体の内側から整えるという視点もあります。
肘や膝が、いつも赤くガサガサしている。良くなったと思ったら、季節の変わり目やストレスがたまるとまた広がる。皮膚科でお薬をもらって塗っても、根本的に治った実感がない——。
これは「乾癬(かんせん)」という、慢性的に経過する皮膚の病気に多くみられる悩みです。乾癬は感染するものではありませんが、症状の波を繰り返しやすいのが特徴。漢方では、こうした慢性的な肌トラブルを「血の巡り」や「体にこもった熱」といった、体質の視点からもあわせて考えます。
特徴的な発疹の出かた
- 肘・膝・頭皮・腰まわりなどに、周囲との境界がはっきりした赤い発疹が出やすい
- 発疹の表面に、銀白色〜白色のカサカサ(鱗屑)が積み重なるように付く
こんな症状に心当たりはありませんか
- ✓肘・膝・頭皮などに、境界のはっきりした赤い発疹がある
- ✓発疹の上に、白っぽいカサカサ(鱗屑)がある
- ✓掻くと、粉のようなものがパラパラと落ちる
- ✓症状が良くなったり悪くなったりを、繰り返している
- ✓ストレスや睡眠不足が続くと、決まって悪化する
- ✓関節のこわばりや痛みを、あわせて感じることがある
主な原因として考えられること
免疫の働きの乱れ
皮膚の細胞を作り替えるサイクルが、免疫の働きの乱れによって過剰に速くなることで、発疹や鱗屑が生じやすくなると考えられています。
ストレス・生活習慣の乱れ
睡眠不足や過労、精神的なストレスは、症状の悪化・再燃のきっかけになりやすいことが知られています。
皮膚への刺激・外傷
掻き傷や摩擦、日焼けなど、皮膚への物理的な刺激がきっかけで、同じ場所に症状が出やすくなることがあります(ケブネル現象)。
体質・生活背景
体質的な背景に加えて、食生活の乱れや肥満、飲酒・喫煙といった生活習慣も、症状に影響することが報告されています。
漢方的にみると「血熱」や「お血(おけつ)」
漢方では、繰り返す赤み・かゆみをともなう肌トラブルを、体の中に余分な熱がこもった「血熱(けつねつ)」や、血の巡りが滞った「お血」の状態と関連づけて考えることがあります。同じ乾癬でも、体質によって背景はさまざまです。だからこそ、外用薬だけに頼らず、体質を見極めたうえでのケアが選択肢のひとつになります。
自己判断でのケアには注意が必要です
乾癬は、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら長く付き合っていく病気です。市販薬や民間療法だけに頼って自己判断で様子を見ていると、症状が広がってしまうこともあります。まずは専門家の診断を受けたうえで、体質からじっくり見直す漢方相談もあわせて検討してみてください。
体質に合わせた漢方相談、はじめませんか
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